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■ 小田急1600形製作記

キッチン製1600形車体素材の製作の様子を作業が進むごとに載せていきたいと思います。
まだ慣れていない金属工作なので、ベテランモデラーの方々から見れば
あきれるような部分もかなりあるかもしれませんが、ご笑覧くださいませ。
なお、このページを見て何か思う事・アドバイスなどありましたら
今後の模型工作の参考にさせていただきたいので、
掲示板やメールでお寄せいただけると大変有難いです。





2005年10月27日

組み立て前はこのような状態です。
車体本体の構成は非常にシンプルで、折り曲げ済みの
車体本体(内張りはハンダや接着剤で外張りに接着する)と、
こちらも曲げ済みの妻板パーツを組み合わせて車体を作ります。
オデコはこの部分用にホワイトメタル製パーツが入っていますが、
微妙に形が違う(ような気がする)のと、ライト取り付け穴を開ける
作業などを考えると、説明書にも書かれている通り
他の素材から加工したほうが良さそうです。
キットにはこのほかベンチレータやランボード、前面の手すりや
行き先表示機などの細かいパーツも入っています。
また、前面窓やドアの窓などのHゴムは車体とは
別になっていて、塗装後に取り付けるそうです。
まずは内張りを外張りに半田付け。
そして、一両につき2箇所、妻板内張りを
側板内張りに接着する必要がある部分があるので、
そこも半田付け。最後に妻板をセロテープなどで
仮固定し、まずは裏側のノリシロにハンダを流してから
テープを剥がし、側板との継ぎ目にも
少量のハンダを流しておきました。
これは、補強という意味もありますが
継ぎ目を消すためでもあります。
最終的には中々継ぎ目が消しきれず、左の画像の通り
パテも使いましたが・・・。
10月29日

継ぎ目に盛ったハンダやパテ削りと
車体角のR削り出しを済ませた後、予め前日に
プラ板を積み重ねて作っておいたブロックを削り出して
オデコ部分を製作しました。
作業直前ではなく前日に作っておいたのは、
接着剤をよく乾燥させる必要があるためです。
カッターで大まかな形を削り出し、実車写真などを見ながら
ヤスリで微調整を繰り返していきます。
最後に全体を紙ヤスリで軽く削って表面の僅かな凹凸をとりました。

車体本体との継ぎ目はパテで消しておき、また、
削りすぎたと思う部分にもパテを盛っておきました。
継ぎ目消しが済んだら、車体をクレンザーで磨いたあと
タミヤのサーフェイサーを吹いて下塗りとし、
また継ぎ目がきちんと消えているかどうかを確認しました。
本当はいつも通りGSIクレオスのプライマーを
使うつもりでいたのですが、近所の店へ行ったところ
見当たらなかったので試しにこれを使ってみることにしました。
缶にはプライマーという文字や金属モデルの下塗りに
と書いてあったので使ったのですが、やはり普通に
プライマーを塗るのとは仕上がりは
だいぶ違うようです(悪い意味ではなく)

オデコ周りを中心に、仕上げ不足の部分が
所々あったのでそれを修正し、行き先表示機などを取り付けました。
わざわざこの段階に取り付けたのは、削り不足などが
見つかった場合、修正作業をする時に細かい部品が
付いていると邪魔になると考えたためで、後付パーツには
後で車体とは別にプライマーを塗ることにしました。
10月31日

前面裾にはステップの浮き出し表現がありますが、
継ぎ目消しなどの時に削れて薄くなってしまったので
一旦ヤスリで全部削ってしまい、その後
ランナー引き伸ばし線で復活させました。

オデコにはヘッドライト取り付け用の穴をあけました。
今回ヘッドライトにはタヴァサの旧国用プラパーツを
使うのですが、このパーツ取り付け穴は四角く
開けなければならないのでちょっと手間がかかりました。
まずは普通に1ミリ程度のドリル刃で穴を開け、
その後カッターの刃先や細いヤスリなどで広げたり
形を整えたりしていくのですが、この時、やはりオデコを
普段から慣れ親しんでいるプラで作っておいて
良かったと思いました。時間はかかりましたが、
問題なく作業を終えることが出来ました。

早くももうすぐ塗装という段階まで進みました!
11月3日

塗装前の仕上げが済んだので、いよいよ塗装を始めました。
いつもと比べるとやたらと作業の進みが速いです・・・。

まずは後付けした前面行き先表示機にマッハ模型のプライマーを
GSIクレオスの薄め液で薄めたものを面相筆で塗り、乾燥後に
灰色を軽く一吹きして周りとの色の差をなくしました。
その後、近鉄オレンジ→近鉄ダークブルー→色差し・半光沢クリア
という順に塗装し、最後に屋根をダークグレーで塗りました。
屋根上機器(パンタ含む)は車体の下塗りにも使った
タミヤのサーフェイサーを塗りました。
前面幕板部に付く小さな箱状の標識灯はGM東急3700キットの
オモリ止めから適当に切り出して整形したもので、仕上げ段階で
(マスキングの邪魔になる為)ゴム系接着剤で取り付け、
オレンジを筆塗りした後、黒と銀を適当に混ぜた色を色差し
してレンズを表現しました。

全ての塗装が乾いたら各部品を合体させ、予めGM10番(黒)を
筆塗りしておいたHゴムパーツをゴム系接着剤で貼り付け、
ヘッドライトにレンズを入れました。
あとは窓ガラスや方向幕を貼れば車体はほぼ完成ですが、
床下はまだ手付かずなので完全完成はもう少し先になりそうです。
11月4日

車体ができてきたので、床板を製作しました。
手もとに余っていたGMの5000形キットの床板を一度切断し、
車体の長さに合わせて短縮しました。継ぎ目にはプラ板を
接着して補強しています。
幅もそのままでは広すぎて車体に入らないので、
現物あわせで両端を削りました。
かなり適当に作業したので仕上がりはきれいではありません。
車体裏側のボテボテハンダが邪魔をして上手く
床板が入らない部分があったので、車体側の
ハンダを削りましたが、どうしようもなさそうな
部分については床板側を削る事で対応しました。

この後、余っていたプラパーツを適当に棒状に削り出したものを
車体裏側4箇所に接着し床板が丁度いい高さに付くようにしました。
本当は車体裏側には元々、折り曲げてストッパーとする板が
付いているのですが、試しに曲げてみたところ床板が付く位置が
低すぎたのでまた元通りに曲げ直し、代わりに前述の通り
プラパーツから作ったストッパーを取り付けました。
前面方向幕は何にしようかかなり迷ったのですが、
なんとなく「成城学園前」にしてみました。
二色塗装化後に2両編成でこの行き先で走った事が
あったのかどうかは怪しいのですが、今まで付けたことのない
行き先にしてみたかったのでこうしてみました。
クリア塗装後に貼り付けたので(ステッカーの説明書に
そうするよう指示があったので)気が変われば
貼りかえることも可能です。
ステッカーはいつも通り、鳳車輌製です。

いよいよ完成が近づいてきました。
しかし床下機器はいつも通りある程度は実車に似るよう
ジャンクパーツをかき集めて並べる予定なので、
まだ先は長そうです。
11月10日

クハの先頭台車のアーノルトカプラーをカプラーポケットに
はめ込むタイプの密自連TNカプラーに交換しました。
多分実車は自連で、密自連とは多少形状が違うと思うのですが、
自連タイプが見つからなかったので(売り切れてただけかな?)
これにしました。
ピンセットでカプラーポケットに入っているバネを目いっぱい潰し、
そこに出来た隙間にギュッとカプラーを押し込みます。
ピンセットを外せばバネが伸び出来上がりとなるわけですが、
若干ゆるいような気も・・・。手で軽くひねると簡単に
ぽろっと取れてしまいます。
カプラーにはスペーサーがついてきたはずなので、
そのうちそれをつけて様子を見たいと思います。

デハの先頭台車はカプラーポケットをニッパーとカッターで切り取り
(バネを引っ掛けていた突起は残す)タヴァサの排障器を
予め曲げて組み立てた上でゴム系接着剤を使って取り付けました。

下でご紹介しますが、旧作からダミーカプラーを
一つ外す事が出来たので、最終仕上げ段階で先頭部分に
取り付けたいと思います。
今回クハの連結器をわざわざTNカプラーに改造したのは、
以前製作した茶色塗装の1660Fと連結させて
混色編成を楽しみたかったためです。
もっとも、まだどちらにも動力を組み込んでいないので、
このままでは走らせられないのですが・・・。
1660Fのほうはデハ・クハともに先頭部分にはダミーカプラーを
使っていたので、今回カプラーを交換したクハからは一つ
ダミーカプラーを取り外す事が出来ました。
このダミーカプラーは上で書いたとおりデハ1601に
流用する予定です。
ベンチレータの通風口には専用シンナーで薄めた
エナメル系塗料の艶消し黒でスミ入れをしました。
このパーツは通風口にきちんとギザギザ模様が
表現されているため、中心部分に塗料を含ませた
面相筆の先をチョンと触れさせると模様に沿って
ジワジワッと塗料が広がっていき、簡単に作業を
進めることができます。
11月12日

床下機器の製作を始めました。
実車写真を参考に、手もとのパーツから使えそうなものを
選び出して写真を参考に取り付けます。
一部、実車の機器と似たパーツが手元にない場合もあったので
余りパーツを適当に切ったり削ったりプラ板を貼ったりと
色々手を加えて何とか形にしました。

左の写真はクハの山側側面です。
実車写真を参考に・・・といっても、写真でははっきりしない
部分もあちこちにあるので、その部分は適当に想像して
製作を進めました。
クハの海側側面です。
一部、実車とはあまり似ていないパーツを使っている
部分もあります。
デハの海側側面です。
山側は、いま手もとにある資料では
機器配置がどうもはっきりしないので
しばらく作業はお預けです。
11月15日

デハの山側の床下機器配置は色々な写真を見た結果、
一番はっきりしたものを参考に製作しました。
はっきりしている・・・といっても、目的のデハの床下は
かなり遠くに写っている写真なので、かなり想像も交えて
作ってあります。
既に塗装が済んだ写真でわかりづらくて申し訳ありませんが、
一応画像を載せておきます。
やっとデハの床下が全て仕上がったので、先に仕上がっていた
クハの床板と一緒に黒く塗装しました。
車体側には窓ガラス(タミヤの0.2ミリ透明プラ板)を貼り、
最後に車体と床板を合体させて最終仕上げをし、完成となりました。



いつもと比べるとやたらと早く作業が進み、
製作開始から一ヶ月もかからずに完成しました。
この製作記も、最初はあれこれと細かく書くつもりだったのが、
予定よりずっと大雑把な内容になってしまったかなとも思いますが、いかがでしょうか。
今後も新しく作品を作る場合は製作記を書きたいと思っているので、
次回はそのあたりも改善したいと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。

ちなみに完成した車両はこちらで公開しています。是非ご覧ください。


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