Sponsored Link


■ 小田急デニ1101製作記




9月8日〜9日

組立前の車体。内張りを外張りに貼り合わせ、妻板内張りと
側面内張りとの固定も必要です。
妻板外張り。車体本体に付いている内張りの上から
貼り重ねる構造です。
今回組み立てに使用する主な工具。
基本的にこちらに掲載した物と同じですが、
今回のように板厚が非常に薄いキットの場合、
あまり容量の大きいコテを使うと熱で歪みが出るとのことなので、
ハンダゴテは今までの80Wから30Wの物に変えてみました。
ダイソーで売っている300円くらいのもので、使う前にハンダメッキ
しておきます。

なお、フラックスは画像に写っているマッハ製のものを3倍ぐらいに
水で薄めたものを使っています。
さて、いよいよ作業開始です。

まずはいつものように内張りを外張りに密着させるべく、
折り返しタブのある部分を中心にステンレス定規で押さえつけます。
この時点でほぼ密着しますが、それでも多少の浮きは生じますので、
フラックスを塗ったりハンダを流す際には適当な棒、例えば金属ヤスリなどで押さえつけながら作業します。
さて、いよいよハンダ付けです。
ハンダ流し込み用として開けられている丸穴に
竹串などで適量のフラックスを塗り、その後先端に
少量のハンダをとったコテを押し付け、ジュッと音がして
ハンダが流れたらコテを離します。
あまりしつこくコテをあてると熱で歪むそうなので、手早く作業します。
側面の作業が済んだら次は妻板内張りを側板内張りに固定します。
側面は開けられている穴にハンダを流すだけなのに対して、
こちらはノリシロがない為やや難しいですが、事前に噛み合わせを
よく調整したうえで裏側からフラックス塗布→ハンダ付けします。
あまりハンダの量が多すぎると仕上げ段階で窓ガラスを貼る時、
非常に作業しづらくなるので注意します。

そして、内張りの固定が済んだらその上から外張りを貼り重ねます。
こちらの作業は側面とほぼ同じで、内張りに開けられた穴から
ハンダを流すだけです。画像のように外側からセロテープなどで
仮止めして作業します。
妻板外張りを貼り終わった様子。
裏側から半田を流した後、側板との継ぎ目にもごく薄くハンダを
流して継ぎ目を埋めます。この継ぎ目の周囲には縦樋やリベットが
密集している為、ごく薄く細くハンダを流すよう心がけたつもりでしたが、
不慣れなものでどうしても流れすぎてしまうので、
ヤスリや各種工具を使って何とか整形しました。
9月11日

オデコ部分を仕上げ終わった様子。
いつも通りプラ板積層ブロックから削り出して作ってあります。
作業の様子はこちらにまとめてありますので、宜しければご覧下さい。
9月15日

オデコと車体の継ぎ目の仕上げが終わったら、
いよいよ塗装の準備にとりかかります。
まずはクレンザーで車体を磨く事から始めますが、
この作業で一気に車体表面のくすみが取れ、
輝きが増していく様子は非常に気分がいいです。

左の画像は磨く前の車体(上 この画像だけでコレが
何かわかる方は相当熱心な私鉄マニアかも?・笑)と
磨いた後の車体(下のデニ)です。
一気にキレイになっているのがお分かりいただけると思います。
車体を磨き終わったら、全体にプライマーを塗ります。
模型雑誌などではマッハ模型のシールプライマーを薦めていて、
私もよく使っているのですが、エアブラシを持っていないため
車体全体に吹き付ける事ができず、今回のような場合には
GSIクレオスのスプレータイプのプライマーを使っています。
やや食いつきが弱いような気もしますが、
マスキングテープ程度であれば充分耐えるようです。

プライマーが乾いたら車体全体に帯色となる黄色
(Mr.COLORの109番/キャラクターイエロー)を吹き付けます。
黄色が乾いたらマスキングをします。
帯の幅はよくわからなかったのですが、実車の写真を見ると
前面腰板部分にあるステップに帯の上端がかかり、
側面扉の羽目板の下端に帯の下端がかかるようなので、
簡単に割り出す事が出来ました。
確かちょうど1ミリくらいだったと思います。
9月16日

マスキング後は緑色を塗りますが、それの乾燥を待つ間に
ベンチレーターを作りました。
0.3ミリプラ板を二枚重ねにしたもの(本当は普通に0.5ミリを
使ったほうがいい)に下書きをし、カッターで大まかに切り出し、
実車写真を参考にヤスリなどで削って形を作っていきます。
曲線を描いている部分は丸い棒状のヤスリで削って作りました。
車体の塗装は緑色の後マスキングし、屋根の灰色を塗ります。
旧型車という事で、普段ならやや濃い(暗い)灰色を塗るところですが、今回の製作する年代の実車はどうも明るい灰色だったようなので、GM14番(灰色9号)を使ってみました。

そしてライト類や屋根上機器などをつけてきますが、
この段階で重大なミスを発見!

どうもパンタ側の一番前面よりにある穴が余分なようなのです。
実車写真を見てもここに左右対になって付いている機器はないし、
キット説明書の図を見ても特に部品取り付けの指示はない。
暫く考えましたが、どう見ても不要に思えたので
もう塗装は済んでいましたがランナー引き伸ばし線を
差し込んで埋めることにしました。
ホント、何やってるんだろうって感じです・・・(^^;

埋めた部分は周りと同じように灰色に塗り、なるべくわからないように
周辺を薄め液でぼかしましたが、角度によってかなり
目立つ仕上がりとなってしまいました・・・。
9月17日

最後の最後でとんだ失敗をしましたが、何とか修正できたため
今回の目玉である振子関連の機器などを付けて窓ガラスを貼り、
最後に予め仕上げておいた下回り(鉄コレの鶴見臨港タイプを
流用)・パンタを取り付けて完成です。




割と短期間で仕上がった為、いつもとは違い撮り溜めていた画像を完成後に
まとめてアップさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
やる気がある時は作業も早く楽に進むのか、今回は慣れない金属キットであるにもかかわらず
いつものように四苦八苦することなく仕上げる事が出来ました。
是非この調子で同時に作り始めた車両(上のほうでちょっと触れてますね^^)も早く完成させたいものです・・・。

なお、完成した車両はこちらで公開しています。是非ご覧下さい。


工作室TOP