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■ クロスポイント製
小田急2200/2220形キット レポート


2006年1月1日、以前からクロスポイント(以下クロポ)から発売が予告されていた
小田急2200/2220形(FM)キットが発売されました。
京急700形など、一体成型車体が多い中で珍しく板状組み立て式キットとして発売され、
2種類の前面や4種類の妻板、そして選択式のドア(3種類が選べる)など
大変凝った構成となっています。

このページではこのFMキットの各部品を、画像を交えて紹介させていただきたいと思います。
今後購入を考えていらっしゃる方々の参考になれば幸いです。





側板・前面・妻板、胴受けなどが付いた基本ランナーです。
どれも大変繊細なモールドとなっています。
各部品別に下で拡大画像を掲載しますので、
是非ご覧下さい。
前面です。
2200形用非貫通前面と2220形用貫通型前面の二種類が
用意されています。2220形には貫通扉上の行き先表示機が
画像の前面のようにドアに直接表示窓があるタイプ
(4連→2連化時に運転台を増設したタイプがこれ)と、
箱状の表示機が取り付けられているタイプ(新造当初から
先頭車だったタイプ)の二種類がありますが、前面パーツは
前者のタイプとなっており、後者は別のランナーにある
表示機パーツを接着して再現するようです。

貫通、非貫通共に以前から似たような前面パーツが
ありましたが、出来栄えはさすがに大違いで特に
非貫通前面の窓隅Rなどは両者を見比べてみると
雲泥の差となっています。

他の部分も見事な仕上がりですが、ヘッドライト周りの
モールドはちょっと浅め(悪い意味ではなく)かなと感じました。
このあたりは好みが分かれそうですね。

ちなみに、手すりは小田急独特の貫通扉脇の大形手すりを
含め全てモールド表現となっていますが、この部分は
クロスポイントから専用キンゾクパーツが発売予定のようです。
側板のようすです。
ご覧の通りドアは抜けており、ここに別ランナーのドアパーツを
各自選択して取り付けていく形のようです。

乗務員扉周りや窓サッシのモールドはとにかく繊細で
大変良い感じなのですが、塗装を極力薄く仕上げないと
埋もれてしまうかも・・・?
上でランナーの全体を掲載していますが、
その中の左側2つの妻板の拡大画像です。
2220形用のようです。こちらも見事なモールドで、
窓のHゴムなどもクッキリとしていて大変好印象です。
右側2つの妻板の拡大画像です。
こちらは2200形用のようです。2220形用では配管が、
この2200形用では縦樋が窓にかかりますが、この部分も
見事な出来栄えです。ただし取り扱いには注意が必要そうです。
各種ドアとベンチレーター、アンテナなど
小さい部品が集まったランナーです。
ご覧の通り3種類のドアが用意されており、実車写真などを
参考に各自選択して取り付けるようです。
こだわらない人には少々面倒かもしれませんが、
実車に忠実に再現したい場合にはわざわざ元のドアを
くり貫いて切断面を仕上げ、調整を繰り返して
一つ一つドアパーツをはめ込んでいくという
大変手間のかかる作業が一気にラクになるため
大変ありがたいです。
パーツの横には爪のようなものが付いているので
取り付けも簡単そうです。

ベンチレーターは「⊃」のような形をしているのが2200形用、
箱状のが2220形(2200形の最終増備車2217Fはこちらを
使う)です。これも他のパーツ同様見事な出来栄えです。

下のほうにはアンテナや避雷器、連結器などの小パーツが
付いていますが、この部分は下で拡大画像を載せたいと思います。
ドアパーツの拡大画像です。
大変繊細なHゴムモールドが好印象です。
大窓、プレスドア(窓の下に二つの窪みがある)、小窓があり、
大体どの時代・編成もこの3種類でカバーできそうですが、
2200形登場時の大窓(Hゴムがなく、角ばっている。
当サイトの展示室2203F参照)ドアは含まれていないため、
クロスポイントから金属製のパーツが発売されるようです。
ベンチレーターなど小パーツの拡大画像です。
アンテナは左右の微妙な出っ張り(画像ではわかりにくい
です。すみません)がきちんと再現されていてリアルです。
他のパーツも大変いいですが、11番のガイシむき出しの避雷器は2600形の一部編成など他の形式にも流用できそうな
ありがたいパーツです。
2220形用屋根板です。床板と同じランナーにモールドされて
いるので当然2両編成セットでは2枚入っていますが、
2つランナーで屋根板はそれぞれ異なっており、
一枚が2220用、もう一枚が2200用となっています。
合計で4枚入っている計算になるので、1編成作ると2枚の屋根板が余ります。
仕上がりもいいので、自作側板などを組み合わせて是非
有効活用したいものです。
2200型用屋根板です。
ベンチレーター取り付け孔の位置が違う他、
配管も違っています。
床下機器です。
多少加工が必要なようですが、それについては
説明書で図を交えて解説されているので
難しくはないでしょう。
説明書にもあるとおり、実車を各自研究し並べ替えするのも
楽しそうです。
キットに入っている部品全部を並べた画像です。
側板などのランナー、床板・屋根板ランナー、ドアランナーなど
は2枚入っています。
白い棒状の物は窓ガラス用の塩ビシートです
(保護用の薄い紙が入っている為白く見える)
その隣の棒状の物はウェイトです。

このほか、基本的な組み立て方、細部を大変細かく纏めた
表(かなり参考になりそうな素晴らしい資料です)などが
書かれた説明書が入っています。
この説明書、読んでみると所々に「創る楽しみいっぱい」という
GMのキャッチフレーズ(?)を連想させる
文章があり制作意欲を刺激されます。
以下、キットに入っているものではなくこのキットと同時に
発売となった台車や動力のご紹介です。

動力ユニットは動力台車枠が今回FM用に新発売となった
FS316となっていますが、動力ユニット本体は従来の
(20m用として発売されているタイプより旧式の)
タイプのようです。
床板が長すぎるようで各自カットするよう注意書きが
入っています。また、床板には床下機器(FM専用ではない
ようです)がモールドされています。
今回FMキット発売にあわせて新発売となった
FS316台車です。今までのGM台車同様、大変シャープな
仕上がりとなっています。なお、小田急独特の車輪を
再現するためのパーツがクロスポイントから発売予定のようです。
当サイトの展示室にて公開している2203F(GM京急1000
キットのパーツとプラ板による自作車体)にFS316台車を取り付けてみました。
窓ガラスの傷など車体が大変見苦しくてあれですが、
展示室のDT33を付けている画像と見比べると一気に
FMらしくなった事がお分かりいただけると思います。
これもキットと同時に発売となった専用インレタです。
たくさんの車番があるほか、旧塗装時代に取り付けられて
いた社紋も入っています。この社紋、旧塗装の紺色部分や
茶色塗装車などに取り付けられていたようで、濃い車体色の
中で結構目立ち模型で再現すると綺麗そうなのですが、
今まで適当なインレタがなかった部分なので
今回のコレは大変ありがたいです。
おまけ

キットの箱はいつものクロポ製品同様黄色い箱に製品別の
シールが貼られていますが、そのシールがいつものような
写真ではなく2200、2220両形式の前面を半分ずつ描いた
イラストとなっています。
確か古いGMキットにもこのようなイラストがあったような・・・?
(車体中央を境に左右で違う形式の前面が描かれている)


以上、ざっとまとめてみましたがいかがでしょうか。
大変気合の入ったキットのようで、とにかく素晴らしい仕上がりです。
そして色々な編成・時代が楽しめる(個体差が凄い系列の為これでもかという
くらい色々作れそう)ので、メーカー様のまわしものではありませんが(^^;、大変オススメのキットです。
前面や側面窓などをいじれば小田急2100形(小田急時代のいろいろな形のほか、
工夫次第で三岐鉄道への譲渡後の姿も作れるかも?)が、そして京王や京成の初期高性能車なども
「もどき」程度なら作れるかも・・・?
そう考えると小田急、京王、京成・・・と付録前面が沢山入っている
GMの京急旧1000キットと似た楽しみ方もできるのかもしれません。

とにかく楽しいキットですので皆様におすすめするだけではなく(^^;、
私自身も今後色々作って遊びたいと思います。


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