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■ GM小田急通勤車キットについて

小田急の大形鋼製車は、2600形から8000形までの全ての形式において
20m級、4つドア、戸袋窓付き・・・などの共通点がある為、
GMから発売されている小田急5000形キットと9000形キット(一部付属部品が異なる以外は
基本的に同じ内容)は工夫次第で数多くの形式、そして時代設定や増備時期による
細部の違いなどを含めるとかなり色々な仕上げ方が出来ます。

サイトのタイトルの通り小田急中心に模型制作を楽しんでいる管理人は
当然このキットをこれまで沢山作ってきましたが、ふと、過去の作品も含めて
全ての作品を掲載して加工点などをまとめたらどうだろうかと思い、
このようなページを書き始めました。中には手もとに現物が満足な状態で
残っていない作品もあるので、所々に以前にもサイト上にアップした事のある
画像も混じっていますが、よろしければご覧下さいませ。





2600形非冷房車

実車の登場時期順に載せていきたいと思います。
まずは冷房未搭載のN6です。基本的に工作室の小田急2600形
製作記の内容と同じ方法で作りましたが、前面の形状に納得がいかず
徹底的に修正を試みた作品でもあります。結果はご覧の通り今一つで
この作品限りでやめてしまいましたが・・・。

新塗装化直後で連結器がまだ密自連だった1969年夏ごろの
時代設定です。

2003年11月完成
上に載せた車両の製作中の様子です。
加工箇所はご覧の通りですが、慣れない作業を無理してやったので
今ひとつな仕上がりです。キレイに加工するだけの技術のある方が
やれば素晴らしい作品になると思いますが、私にはまだハードルが
高すぎたようです。
ちなみに、前面を加工せずに作るとこんな感じになります。
これはこれで2600らしくない顔になってしまいますが、
雰囲気を楽しむならこれで充分なのかもしれません。

2002年12月完成
2600形冷房車

これは現在展示室にて公開中のもので、製作の様子も
製作記にまとめてありますので是非ご覧下さい。
これも前面周りの加工は省略しましたが、ワイパーなどを工夫して
何とかN6らしく見せようと工夫してみました。
しかしやはり限界があるようですね・・・。

2005年10月完成
5000形非冷房車

4000形は何度となく作ったものの現物・画像共にないので省略
させていただきます。
これも展示室でも公開している作品です。紹介ページの通り、
ごく軽く手を加えただけですが、5000形とする場合
パーツの前面窓周りの形状が実車に近いので、
2600形の時よりは幾らか似ているのではないかと思います。

2005年2月完成
9000形

キットは基本的に9000形をモデルにしているように見えるので、
この形式が一番簡単に作れると思います。
ただ、前面貫通扉脇の手すりは小田急通勤車の特徴の一つなので
これだけでも取り替えてやると一気に似てくると思います。
作例でもモールドを削ってクロスポイント製の金属パーツを
植えています。

また、9000形の特徴でもある4つ並んだ丸いライト類も
フチまで丁寧に塗るとより「らしく」なります。

2003年12月完成
9000形は登場時、新宿方・小田原方共に貫通扉脇の手すりは
画像奥のシンプルな形のものでしたが、昭和52年に営団乗り入れ
準備工事が行われた際、10両を組むと中間封じ込めとなる先頭車
(4連小田原方と6連新宿方)の手すりが少しごついものに取り替え
られたので、違いを表現してあげるとより良いと思います。
なお、スカートの切り欠き位置も両先頭車で違い、
新宿方は助手席側、小田原方は運転席側に切り欠きがあります。
今ではタヴァサから専用パーツが出ているので
それを使うと簡単ですが、画像の作品を作ったときには
黒いステッカーをそれらしくカットして貼ってみました。
簡単な方法ですが意外と効果があるのでおすすめです。
9000形はパンタグラフ周りの配管がかなり複雑なので、
腕に自身のある方は再現してやるととても見応えのある作品に
なると思います。
画像の作品ではランナー引き伸ばし栓を接着剤で貼って表現して
いますが、配管が重なる部分などはこの工法だと大変作業
しづらいので、真鍮線と割ピンを用いた工法の方がいいかも
しれません。
5200形後期車

9000形と似た側板の5200形、特にHゴムのある
初期車は比較的簡単に作れますが、一手間かけてHゴムモールドを
埋めたり削ったりしてなくすとすっきりとした側面が
美しい後期車も製作できます。戸袋窓部分は
出っ張ったHゴムモールドを削り、ドアの窓は溝状のモールドを
パテや瞬着などで埋めていきます。
また、前面のヘッドライトを少しいじってやると近年増加している
シールドビーム化改造車を再現できます。

2004年10月完成
上に載せた5200形ではドアのHゴムモールドを埋めていましたが、こちらはドア部分を切り取ってしまい、そこにGMのJR113系キットから
切り出したドアをはめ込む工法で作った側板です。ネット上で知った方法で、まだ試作段階なのですが手間がかかる分
それなりに効果はあるようです。ただ、数が多いのと均一に仕上げるのがちょっと大変かもしれません。
画像では断面に黒を色差しして板厚を目立たなくしたものも比較用に載せてみます。
8000形

キットから製作できる形式の中では一番手間のかかる形式です。
といっても、それは窓周りや妻面などに拘った場合の話で
雰囲気を楽しむ程度なら特徴的な前面やクーラーを
再現するくらいでも充分かもしれません。

左の画像の作品は一応一通り加工してみた例で、
上に載せた5200形後期車同様ドアのHゴムモールドを埋め、
(戸袋窓部分は手を付けない)客窓のフチには銀色を色差しし
連結面も幅の狭い貫通路を再現した自作部品に取り替えました。

2004年7月完成
編成を組んでしまえば目立たない部分なのですが、8000形の
特徴の一つがこの幅が狭く扉付きの貫通路です。
1000形のパーツを使ったりキットの妻板を加工するなど
様々な方法がありますが、私はプラ板で自作してみました。
ただ、結果からいえば手間や側板との接合部の仕上げなどを
考えるとキット付属妻板の改造が一番無難かなという気がします。
左の画像の車両も、接合部の継ぎ目を消す時に裾絞り部分のRを
乱してしまい、とても変な形になっているのがお分かりいただけると
思います。
実車の前面は大きなガラスの内側に種別・行き先表示がありますが、
キットでは実車とは逆にガラスの上からステッカーで表示類を再現する
ようになっています。好みにもよりますが、個人的にはチョット・・・
だったので、ご覧のように塗装前にプラ板でベースを作っておき、
仕上げ段階で窓枠と共に黒く塗装・ステッカー貼り付けの後
上から開口部の大きさぴったりに切り出したガラスをはめ込むという
方法で仕上げました。

この方法だと実車と同様の構造となりますが、前面のガラスは
実車同様に緩やかな曲面ガラスとしなければならず、これがちょっと
大変かもしれません。
おまけ ドアステッカーについて

よく出来た模型でも、使われている電車という感じがしないというか
無表情な雰囲気に感じる時があります。しかしそれも車番や細かな
表記類を加えると一変し、途端に生き生きとしてくるから不思議です。

以前は細かな表記類を一切省略していた私もそんな事を感じるように
なってからは車番だけは頑張って入れるようにしていましたが、
最近発売されたABFM車のキット付属のステッカーに含まれるドア
ステッカーを試してみたところこれが予想以上に効果的だったので、
最後におまけとしてご紹介させていただきます。
貼った結果は左の画像のとおりですが、細かな模様がきれいに
印刷されている事もあって少し実車のドア付近の雰囲気に近づいた
感じがしないでしょうか。

きれいな円形に切り抜くのと均一に貼るのが難しい(左の使用例も
片方がちょっと傾いてますね)ですが、個人的にはそれでも一手間
かける価値がありそうと感じました。是非皆様も試してみて下さい。
なお、左の画像のタイプ(80年代後半ごろから採用?)より前に
使われていた楕円形タイプも含まれています。




今まで何箱作ったのだろうか・・・。
これからも延々と作り続けそうです。


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