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■ マイクロエース製 小田急2400形簡易レポート






ごくごく普通の通勤型車両ながら、先頭車と中間車の長さが全然違うというかなり個性的な外観の2400形HE車。
そのマニアックさからか、Nゲージの世界でも以前からGMキットなどを大改造してモノにした作品を度々見る事ができましたが、
ここのところの小田急製品化ラッシュの波は凄まじいものがあり、ついにこのHE車もマイクロエースから完成品が発売されました。

個人的にはクロスポイントあたりからキット形式での発売を期待していたのですが、しかしこれまで何度となく自作を
試みては失敗していたHE車が発売されるなら、もうキットも完成品も関係ない、まずは一本買ってみようということで、
発売早々に旧塗装車を買ってきたのでした・・・。

前置きが長くなりましたが、このページではタイトルのとおり、マイクロエース製の小田急2400形について
画像を中心にまとめてみたいと思います。大好きな電車故、かなり個人的な感想なども混じってしまうかも
しれませんが、購入を考えていらっしゃる方に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。





画像はクリックすると拡大できます。
今回は旧塗装と新塗装(アイボリー塗装)が同時発売と
なりましたが、旧塗装のほうは、かの冷房試験車を含む
編成のため片方の先頭車(クハ2478)はご覧のように
クーラー付きとなっています。
この冷房搭載工事が行われたのがS43年頃で、
翌年からは早くも通勤車の新塗装化が始まったらしいので、
この冷房搭載+旧塗装というのは何気に短期間しか
見られなかった形態のようです。
新宿方先頭車のクハ2477。
冷房改造車はクハ2478一両だけなので、
残りの3両は全て非冷房です。
屋根周り以外には、こちら側の先頭車は
最前部の戸袋窓がルーバーとなっている
などの特徴がありますが、ちょっと調べて
みたところどうも非冷房=ルーバーという
わけではないようで、実際登場時の写真
などを見てみると、ここは上に掲載の冷房
改造車のように、普通のガラス窓となって
いたりします。同様のルーバーを使っている
2600形などでは、寒い季節はガラス、
それ以外はルーバーにそれぞれ付け替えを
していたとか、そんな話を聞いた覚えがあり
ますが(微妙に怪しいです)、実際のところ
どうなってたんでしょうかね。ちなみにこの
季節ごとの交換は、確かのちに
取りやめられたんだったと思います・・・。
前面の様子。
結構いい感じかなと思いましたが、標識灯が大きめ
なのがちょっと残念です。以前発売された2600の
非冷房車では丁度いい感じの大きさだったのが、
リバイバル旧塗装車やN8の時あたりから妙に
大きいものに変更されてしまい、今回もそれを
受け継いでしまった感じですが、2600非冷房の
時の大きさだと何か不都合があったのでしょうか・・・。
貫通扉脇の手すりはこれまでの大型車同様、
軟質プラ(か?)らしきもので成型された部品が
取り付けられていますが、どうしても太めに
なってしまうのと、形自体も微妙に簡略化
されているので(あれを大量生産の完成品で
完璧に作れというのは確かに無茶ですが^^;)、
クロポあたりのパーツに取り替えられないかな〜と
思っています。まだ使ったことはないですが、
銀河の鉄コレFM用も流用できるかも?
屋根周りの様子。
ご覧のようにベンチレーターは色分けがされ、
扇風機カバーも再現されています。
更に、よく見ると中間車だけ車体全長にわたって
ランボードらしきモールドが走っているのが確認
できましたが、この模型を見るまでここに
ランボードがある事自体知りませんでした・・・。
パンタグラフ周りの様子。
配管のモールドはかなりあっさり目です。
避雷器やヒューズボックスも別パーツで
立体的に再現されていますが、ヒューズ
ボックスのほうは、仕上げが微妙に雑
なので(あんま人のこといえないですけどね)、
手を加えるともっと良くなりそうです。

パンタグラフはパッと見た感じかなり繊細
ですが、極端に壊れやすいなどということは
なく、かなり良さそうです。
先頭クハの台車。
HE車は、車体の長さだけでなく台車枠・車輪の
大きさも先頭車と中間車とで異なっていますが、
今回の製品ではそれもキチンと再現されています。
台車枠自体の位置が低めなのか、
車輪の露出(?)が少ないのも個人的には
とても好みです。
中間デハの台車。
クハのものと見比べると、明らかにどっしりとして
いるのがわかります。モールドも良い感じですが、
色だけは個人的にはあまり好みではない感じ
なので、塗り替えようかなと思っています。
ただ、T車のものはともかく、動力台車は
ちょっと分解するのが怖く(以前2600のを
バラそうとしたら苦戦した記憶が・・・)、
色々考えてから着手する必要がありそうです。
この画像は拡大できません。

車輪の比較。
言うまでもないですが、右がクハ用、
左がデハ用です。自分でどうこうというのが
難しそうな部分だけに嬉しいですね。
デハ2428の床下に並ぶ抵抗器。
モールドはキレイなのですが、
やはり動力車なのでご覧のように
子持ちシシャモ仕様(?)です・・・。
個人的には車内へ動力が張り出して
いるよりも、こうして床下がボッテリする
ほうがかえって不自然な気がしていますが、
どうなんでしょうかね・・・(生意気で
申し訳ないですが、レールにお腹を
擦りそうなのがどうしても・・・)
床下の様子。
手前がデハ2427、奥がクハ2478です。
デハに関してはご覧のようにビッシリと
機器が取り付けられている様子が再現
されているほか、クハも2477と2478とで
作り分けがされていて、その作りこみには
驚くばかりです。
ちなみに99年12月号増刊の鉄ピク小田急
特集にはこのHE車を扱った記事があり、
床下機器の配置についても詳細な図を用いて
解説されています。6年ほど前だったでしょうか、
その本を中古で手に入れた時、是非この資料を
生かしてリアルなHEの模型を・・・と意気込んだり
した事もありましたが、・・・まぁ、もうちょっと
見てて下さい(^^;
側面の様子。
既に上に掲載の画像をご覧になって
お気づきの方も多いことと思いますが、
はめ込み式となっている窓ガラスの
戸袋窓部分は、ご覧のようにクリアブルーに
着色されています。確か以前発売の2600形
でも見られた表現だったと思いますが、
ほんとに芸が細かいなぁと感じさせられる部分です。

社紋も美しく再現されています。
中間デハのパンタ側妻板の様子。
右のデハ2427では、片方の妻窓がなく、
代わりに配電盤がある様子が再現されて
います。そもそも私などは最近模型雑誌で
この電車の作品を見て、そこで初めてここに
配電盤があるのを知ったくらいなので、
この作り分けには感服しました。
クハの連結面側妻板の様子。
ステップ類もきちんと再現されて
いるほか、妻窓もきちんとはめ込み
ガラスとなっています。
さて、以上のように色々と
観察してきましたが、各部の仕上がりは
見事なものの、個人的にはこの色だけが
どうしても微妙で、塗り替えようか迷って
いるところです・・・。
以前2600形を買ったときにも感じましたが、
オレンジイエローがちょっと濃すぎ、ダークブルーが
明るめ+ちょっと紫がかってる(?)んですよね・・・。
色は特に好みに左右される部分と思いますので、
メーカーさんにどうこうというのは全くないのですが、
ただ、個人的には・・・ということで、右の2220形と
同じ色への塗り替えを計画中です。
マイクロエース車の改造は、以前の旧4000で
かなり失敗してあまり自信がないので、
正直まだ迷ってるんですけどね・・・。

・・・塗り替えると宣言して買ったのは秘密だ(-∀-)
また、これは既にあちこちで指摘されていますが、
連結面間隔がご覧のようにかなり開いてしまって
います。台車がかなり車端に寄っているため、
ボディマウント型TNカプラーに交換するにしても
相当削らないと無理そうで、直すとなると
結構大変そうです。
この画像はクハとデハ2427(模型ではTのほう)の
連結部分で、妻板間は約9mm開いています。
こちらはデハ同士の連結部分の様子で、
右側のほうが動力車です。
こちらは上のものよりも更に間隔が開き、
妻板間が約11mmありました。
貴方の鉄道が乗客の安全を重んじるのでしたら、
やはりここには板なりハシゴなりを渡すべきでしょう。




鉄コレ第三弾のFM車と連結させた様子(っぽく写した写真)
以前このFMが出た時のレポートページに、少し前だったらとてつもない手間がかかった車両が
完成品で手に入るとは・・・というような文章を書いた覚えがありますが、まさかHEまで
完成品で揃うとは思いもしませんでした。
そもそも私鉄通勤車のプラ完成品といえばKATOの京急や西武くらいという時代を辛うじて
知っている世代なので、小田急大型車の各バリエーションが揃い、中型車までもが・・・という
今の状況には本当に驚くばかりです。




こんな並びも簡単にできるようになったわけで・・・(^^;
この分だとABF車やHB車もいずれ鉄コレあたりで簡単に
手に入るようになるのかもしれませんね。いやはや・・・。




でも、こんな濃いぃ世界ばかりは完成品では揃いません(笑)



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