| ギラギラ光る部品の表現に・・・ |
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| まず第一にドア周辺の無塗装部品の表現についてご紹介致します。 小田急電車の場合、ドアの窓の下には銀色の飾り帯(か?恥ずかしながら正式名称知りません・・・)があり、5000形などでは製造当初車体と同じ色に 塗装されていた靴摺りも現在では無塗装部品に交換されています。 それらの表現には、キットのモールドに銀色を色差しするのが一般的だと 思いますが、ここで表面の印刷を剥がしたステッカーを使うと(手順は後ほどご紹介いたします)簡単で、更に金属っぽい質感を出す事ができます。 こうしてご紹介している私自身も、ステッカーがこのような使い方もできることには つい最近気付いたので、まだ実際にこの方法を使ってみたことは少ないのですが、一応幾つか試してみたので画像を載せてみたいと思います。 |
![]() | まずはGMキットのモールドの上に貼り付けてみた例を。 あらかじめ表面の印刷を剥がしておいたステッカーを 細く切って貼っただけですが、結構それらしく見えませんか? 右側の、普通に銀色を色差しした車両(使った車両の関係で靴摺りは車体色のままです・・・)と、ステッカー貼り付けの車両、 どちらがリアルに見えるかは意見の分かれるところかと 思いますが、簡単な作業で(靴摺りはともかく、飾り帯は 色差しするとなるとかなり大変)クッキリとした飾り帯や靴摺りを 表現できるという点では悪くない方法なのではないかと思います。 ただ、私の場合、つい「クセ」でつい最近まで新しく作る車両は ほとんど色差しによる表現にしていたので、 例として挙げた車両(5000形)では実は普通に 色差しをして仕上げており、今回撮影するために一両だけ ステッカーを貼り付けていたりします(^^; 次回作あたりから、ぼちぼちステッカーによる表現に 変えようかと思っていますが果たして・・・。 あと、質感ですが、いくら金属っぽい質感がいいとはいっても こうして画像でみるとちょっとギラギラしすぎかなという感じも しますので、これに関しては後ほどご紹介する印刷の剥がし方を工夫して、自分の好みに合うように調整する必要がありそうです。 |
![]() | 上でドアの飾り帯に使えると書きましたが、モールドの上に ステッカーを貼ると飾り帯などの表現とするには 少々出っ張りすぎな感じもするので、あらかじめモールドを 削ったうえでステッカーを貼った例をひとつ。 当然ですが、モールドの上から貼った場合に比べて だいぶアッサリした仕上がりとなります。しっかり仕上げ(?)と アッサリ仕上げ、どちらがいいかはこれまた人それぞれ 好みに左右されそうなので一概にどちらがいいとは 言えませんが、私はどちらかといえばモールドを削ったうえで ステッカーを貼った方が実車の雰囲気に近いのではないかと思っています。 |
![]() | もうひとつ、モールドがない場合の使用例を。 画像は側板などをプラ板から自作した小田急2200形の 車体ですが、このような場合でも上でご紹介したように 細切りステッカーを貼る事で簡単にクッキリとした帯が 表現できます。 ちなみに、この車体は現在工作室ページに載せている 2203Fの車体を載せ替えるために現在製作中の新車体です。 もう一両がまだ塗装中なので、編成で完成するのは もう少し先になりそうですが、完成したらページを 新しくするつもりなのでお楽しみに! |
![]() | コレはあまり使えないかもしれませんが、おまけとして ご紹介いたします。 ご覧の通り小田急1000形のドアの飾り帯に使ってみた例 ですが、これはドア周りの枠と車体の質感の違いを 表現したうえで使わないと飾り帯だけきちんと車体と 違う質感になっているのにドアの枠は車体と同じ色という 中途半端な仕上がりになります。 そのため、ドア枠の質感の違いを表現していない場合には 最初に述べたとおりあまり使えない方法ですが、 しかしキットではモールドが省略されている飾り帯の 表現方法はあまり他には思い浮かばないので 質感の違い云々を別にして単純に飾り帯をきちんと 表現したいと思う場合には使えなくもない方法 なのかもしれません。 最初、ドアの枠にも印刷を剥がしたステッカーが使えないかと 思いましたが、一つのドアにかなりの手間がかかるうえに 結構難しく、また数も多いため均一に仕上げるのは 簡単ではなさそう。 そのため、この部分に関しては別の方法を 考えた方が良さそうです。 幸い、雑誌やネット上などで色々便利そうなモノが 紹介されているので、 それを参考にさせていただき、近々あれこれ試してみたいところです。 |
![]() | さて、ドア周辺への使い道だけでだいぶ長くなりましたが、 他にも色々使い道があります。 次にご紹介するのはヘッドライトの質感の違いです。 ご覧の通り、小田急1000形はライトケース周辺が銀色なので青帯の中のヘッドライトケースに銀色を色差ししますが、 ライト部分に何も工夫しないとライトケースとライト本体の 質感の違いが表現できず、イマイチ実車の雰囲気が出ません。 そこで、表面の印刷を削ったステッカーを小さく切り、 ライト部分に貼り付けてみると反射して中々いい感じになります。 左側の画像の1000形ではテールライトにも灰色のステッカー (鋼製車キットのステッカーにある、オーキッド号HMの一部)を 貼り付けて周りの銀色との色の違いを表現していますが、 コレに関しては残念ながらヘッドライトほどの効果は なかったようです。 細かい部分で、更に違い自体も非常に地味であるため 工夫してもしなくてもあまり違わないのではないかと 思っていましたが、実際このように違いを表現してみると、 やはりただ銀色を塗った状態とは雰囲気が違うかなと 思います。 同じ前面の2000形はもちろん、3000形や8000形にも 使える方法と思いますので、是非お試しください。 (ちなみに工作室のメニューにある8051Fのヘッドライトにも この方法を使いました) |
![]() | これまで非常に細かい部分ばかり紹介してきましたが、 こんな使い方はいかがでしょうか。 ご覧の通り、西武電車の前面にある飾り帯です。 私は4〜5年前に801系モドキを一度作った以外には 西武電車を製作した経験はないので、この部分に関しては どんな方法で仕上げるのがいいのかちょっとわからない のですが、モールドが浅くて色差しするにはちょっと大変そう な事に加えて(マスキングして塗装するべきところのかな?) 実車はギラギラした質感なので、あの印刷を削ったステッカーが 使えるのではないかと思い、早速試してみました。 左の画像が貼り付けた状態ですが、思ったよりは悪くない 仕上がりになったかと思っております。 西武ファンの方(って当サイトをご覧頂いている方の中にいるのかな?)から見ると如何でしょうか。 作業の手順は下のほうで簡単にご紹介いたしますので、 使える方法かどうかちょっと怪しいところではありますが、 是非ご覧下さい。 (ステッカー表面の印刷の剥がし方は一番最後に 紹介させていただきます。もうしばらくお待ちを!) |
![]() | あらかじめテールライトを避けるための丸い穴を開けた ステッカーを若干大きめに切り出し、飾り帯周辺に貼ります。 そして、そのステッカーを指先でグリグリと押し、貼り付けた ステッカーにモールドの形を浮かび上がらせます。 これが切断の際の目印となります。 画像のようにまだイマイチ形がハッキリしない部分がある状態で 切断を始めると、失敗しやすいのでしつこいくらいに (指だけでなく、爪楊枝などを使ってもいいかもしれません) ステッカーを押して念入りにモールドを浮かび上がらせる 必要がありそうです。 そして、この後浮かび上がらせたモールドにあわせて カッターで切り込みをいれ、余分な部分を剥がすと 上でご紹介したような状態になります。 この切断作業も、端っこの尖った部分などに 切り込みが回りきっていなかったりする事もあるので 慎重に作業を進めたほうが良さそうです。 |
| マスキングテープとして・・・ |
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| さて、これまでは主に「仕上げ段階」で使うものばかりでしたが、 実はマスキングにも結構使えたりするのです。 使い方は普通のマスキングテープと全く同じなので 改めてご紹介するまでもないですが、使い方は同じでも 仕上がりはだいぶ違ったものになります。 やはりアルミ箔のような素材だからでしょうか、 簡単にクッキリとしたキレイな塗り分け線になるのです。 普通のマスキングテープ(私の場合タミヤ製を使っています)を使った場合、 私のような不器用なのが適当に扱おうものなら端がガタガタになった 見苦しい塗り分け線となりますが、このステッカーを細切りにして使った場合、 きちんとテープを密着させることにさえ気をつけていれば簡単に美しい 塗り分け線となり、非常に便利です。 また、普通のマスキングテープだと密着させようとして爪やピンセットで グリグリ押しているうちにうっかり端を擦るように押してしまい ケバ立たせてしまう事がありましたが(私だけかな・・・?)、 このステッカーを使った場合、当然素材からしてケバ立つという事は ないわけですから、安心して作業を進める事ができ、非常にラクでした。 ・・・と以上のように書くといい事づくめのように思えますが、一つ欠点、 それもマスキングテープとして使うには結構気になる欠点があります。 それは、粘着力が強すぎること。 元々、方向幕や種別幕、そして場合によっては帯 (今回のようにマスキングに使うのではなく、ステッカー自体での帯の表現) など、普通ならあまり剥がさない部分に使うためのものですから、 当然といえば当然ですが、マスキングテープとして使う場合 粘着力が強すぎると当然剥がした時にマスクした部分の塗膜が 一緒に剥がれてきてしまう恐れがあります。 模型に貼る前にあらかじめキレイな板などに一旦貼り付けたあと剥がす事で 粘着力を落としておくなどすればこの欠点はなくなるのかもしれませんが、 適当に使うと下地が出てきてそれまでの塗装作業の手間が全てパーに なりかねませんのでご注意を・・・。 ・・・なんて、偉そうに言っている私は過去にその失敗を何度も繰り返しました。 青をマスキングしてアイボリーを塗り、サァテやっと小田急線カラーが現れるぞと 思いつつテープを剥がしたら、いきなり下地のグレーが出てきたんですから ビックリしました。 マスクした部分だけキレイに剥がれてくれたなら逆に剥げた部分を残して (小田急なら青帯を残して)マスキングすれば塗り直せるのでまだいいですが、 斑点状に剥がれたりしたら(程度にもよりますが)、薄め液に漬けて一度全ての 塗装をはがしたほうが結局は手っ取り早く美しい仕上がりになると思います。 メンドクサガリの私はタッチアップを試みましたが、手間がかかった割に 見苦しい車体が出来上がりました・・・。 |
![]() | 上のマスキング途中の画像に写っている車体の完成状態です。 ステンレス車、更に帯の上下がビードに挟まれているので 効果がわかりづらいですが、前面やドア部分などの 塗り分け線を見ていただくと結構クッキリとした 塗り分け線になっているのがお分かりいただけると思います。 私はこのステッカーを使ったマスキングが気に入っていまして、 一時期は作る車両をほぼ全てこの方法で塗り分けて いたのですが、切断に梃子摺る事が多い私の場合、 (大体、コンマ何ミリなのでちょっとしたミスですぐに 使い物にならなくなる。面倒でも治具を作ったほうが いいんでしょうね)ステッカーが幾らあっても足りなくなることが 多く、また、マスキングテープに比べると入手しにくい事も 手伝って、最近製作した作品(5000形など)では 普通のマスキングテープを使って塗り分けています。 |
![]() | ビードなどがなく、帯の塗り分け線が目立つ鋼製車の 例も一つ載せてみます。 左の画像のNHE車は2年前に製作したもので、 あちらこちらに今の作品と比べて荒っぽい箇所 (今でも充分荒っぽいかもしれませんが、更にという意味で) が見受けられますが、それでも帯の塗り分け線だけは ステッカーに助けられて結構きれいに仕上がっていると 思いますし(自分で言うのもなんですが・・・^^;)、 この点だけで言えばもしかすると最近製作した鋼製車よりも きれいに仕上がっているともいえるかもしれません。 とにかく塗り分け線がキレイなのでテープを剥がす瞬間は 普通のマスキングテープを使った時以上に感動モノです。 ステッカーが余っている方は、これだけでも是非お試しください。オススメです。 |
| 微妙な段差の表現に・・・ |
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| 次にご紹介するのは旧型電車のウィンドウシル・ヘッダーなどの微妙な段差の 表現への利用についてですが、コレに関しては上でオススメした マスキングへの利用などとは違い、「使える!」と思える方法かどうかかなり怪しいです。 それなら載せるなよ!と言われそうですが、何か参考になる部分も あるかもしれないと思い(ないかな?)書いてみる事にしました。 シル・ヘッダーとは、既にご存知の方多いでしょうけど旧型電車の窓の 上下にあるあの細い帯状の段差のことを差すそうです。 平成生まれで、地方私鉄などを訪れた事のない私はこのシル・ヘッダーのある 旧型電車を見る機会がほとんどなかったため、実際どれくらいの段差なのか よくわからないのですが、写真で見た感じでは本当にごく僅かな、しかしその割に 目立つ段差であるように思います。 これの表現には様々な材料、方法が頭に浮かびましたが、その中でも 材料が手に入りやすく作業も簡単なステッカーによる表現を一番に試してみました。 貼り付けたばかりの状態と塗装後の状態を並べたのが上の画像です。 写真写りの関係もありますので画像だけで判断する事はできないかもしれません が、しかし現物をよく見てみても、やはり「使える」方法かどうかには ちょっと疑問が残るというのが正直な感想でした。 理由は、やはり薄すぎる。 どんな色でも塗膜を薄く仕上げられる名人級の方なら不都合はないのかも しれませんが、私の場合、アイボリーの発色を良くしようとするとどうしても 若干厚めな塗装になってしまうので、その塗膜によってただでさえ薄いステッカーが埋もれて、あるのかないのかよくわからない仕上がりになってしまいました・・・。 また、細切りにしたプラ板を接着剤で貼り付けた雨樋などと異なり 剥がれやすいので(もちろん、裏には糊がついていますし表面も塗料で 覆われていますのでそうベロベロ剥がれてくるものでは ないでしょうけど、それでも車体の角などは剥がれやすい) 取り扱いにかなり気を遣う必要があるのも欠点の一つでしょうか。 とにかく、あまり成功とはいえない結果となり残念ではありましたが、 最近になって手に入れた「GMマニュアル」には一部のカップ麺のフタなどに 使えそうなものがあると書かれているので、近々試してみたいと思っております。 |
![]() | もう一つ例を。 こっちは更に目立たないですね。やっぱりダメっぽいです。 ただ、一枚だから目立たないのであって、何枚か重ねたら また違った結果が出てくるかも・・・? って書くくらいなら試せよ、ですね、ハイ・・・。 とにかく、シル・ヘッダーに関しては奥が深そうです。 |
| 印刷の削り方について | |
![]() | さて、お待たせ致しました、 やっと印刷の削り方についてのご紹介です。 削り方なんてわざわざ紹介しなくても、ようは表面の印刷が なくりさえすればいいんだろ、とお思いの方もいらっしゃるかも しれませんが、実は削り方を工夫する事で表面の感じが だいぶ変わってくるのです。 力加減や紙やすりを当てる角度などで微妙な調整ができると 思いますが、ここではわかりやすい2つの例を挙げてみたいと思います。 まずは、左の画像のように紙やすりをステッカー表面と しっかりくっつけて、その状態で紙やすりを左右に動かして削る ごく普通の削り方です。 力加減は強くもなく弱くもなくといった感じですが、 こうすると、印刷が削れて下地が出てくると同時に 表面に傷が付きあまり輝きのない銀色となります。 |
![]() | 次に、紙ヤスリとステッカー表面が接する面積を少なくして、 更にその少ない面積の上に爪を立てて力を入れて削ってみます。 言葉では上手く表現できないので、画像から大体の感じを 掴んでいただければと思います。こんな感じです。 こうすると、上で紹介した画像に比べて非常に滑らかな 表面となり、輝きもだいぶ増します。 左の画像を見ると、奥のいかにも削りました、的な剥げ方に 比べて、手前のは印刷は剥がれているものの表面にあまり傷は ついていないのがお分かりいただけるとと思います。 奥の傷だらけの部分がいかにも「削りとる」感じの 普通の削り方であるのに対して、手前の部分は印刷を 「削る」のではなく「えぐりとる」とか「剥がす」感じとでも いいましょうか・・・非常に言葉では表現しにくいのですが、 なんとなく雰囲気を掴んでください(^^; 奥の部分を削った時には削りカスが「粉」だったのに対して、 手前の部分を削った時に出た削りカスは「粉」よりは ちょっと大きい、まさに「カス」の表現が丁度良さそうなものです。 これも目安にしてみてください。 |
![]() | どれくらい表面の状態が違うのかがわかりにくいので、 物の映り込みを比べた画像も載せてみます。 右はうっすらぼやけた映り方なのに対して、 左は鏡ほどではないにしろ右よりはキレイに 映りこんでいるのがお分かりいただけると思います。 上で書いたとおり、力の入れ具合や紙やすりとステッカーの 接する面積、そして角度などで微妙な調整もできるでしょうから、 皆様も自分の好みや用途に合わせた輝きのステッカーを 作って、いろいろな部分に使ってみてください。 |