Sponsored Link


■ 相模鉄道新7000系製作記






色々とお目当ての品があって出かけた模型イベントの「イエロートレイン」というメーカーのコーナーで、
馴染み深い(?)相鉄7000のキット組み立て見本を見つけました。
一応キットが出るというのはそのイベントの少し前に発表されていて関心を持っていたのですが、
実際見本を見てみると実車の角ばっていてシンプルな雰囲気がよく出ていて、実にいい感じ。
飾られていた見本には旧7000とよばれるタイプ(当サイト工作室の相鉄7000製作記をご参照下さい)と
前面のデザインを変更した新7000、そして最近旧7000を改造して誕生した事業用車の3種類がありましたが、
今回はその中でも新7000の仕上がりが大変気に入り、色々考えた末、編成を組むのに最低限
必要な4両分のキットを購入したのでした・・・。

このページではこの相鉄新7000の製作の様子を、作業が進むごとに掲載していきたいと思います。
相鉄といえば線内どこへ行っても8両や10両といった長編成の電車が走っていますが、
今回は大変高価なキットにつき、前述の通り4両が限界の為、小田急のように6+4で10連を
構成している抵抗制御編成の4連側だけ製作します。
抵抗制御編成は2本ありますが、今回は第二編成・7715Fの海老名方4連(7716×4)として仕上げる予定です。





2007年1月6日

製作の様子の前に、組み立て前の様子を簡単にご紹介させて
いただきます。

最初は肝心の(?)車体外張りと内張りです。
内張りに開けられた丸穴から瞬間接着剤(以下瞬着)を
流し込んで接着するというお馴染みの工法で組み立てるようです。
過去のRMMに載っていたメーカーの方のお話では、接着剤でも
ハンダでも組める構成にしているとのことなので、どっちで
組み立てるかは今後考えたいと思います。

仕上がりはさすが金属(?)、大変シャープで雰囲気もばっちりです。
とてもリアルなものが出来上がりそうなので、張り切って作業に
着手する事にします!
前面・連結面側妻板の様子。
こちらも車体本体と同じように裏から内張りを貼り重ねるようです。
前面はこのほかにも幾つかのパーツを組み合わせて構成するようで、その他のパーツについては下でご紹介させていただきます。

妻板は大まかな形はシンプルなのですが、ジャンパ栓や手すりの
有無を再現する為幾つか種類があり(裏に手すり取り付け穴の
ガイドがあるものとないものがある)、大変なこだわりようです。
前面を構成する部品群。
上に掲載した分は大まかな形を作り上げる為の部分で、こちらは
その上から貼り重ねて細かなディテールを再現する為の部品
といった感じです。大変立体感のある仕上がりとなりそうですが、
作業のほうはちょっと手順を考えて進めないとめんどくさい事に
なりそうですね。
ちなみに前面のライトケースはライトケースでこれまたご覧のように
別パーツとなっています。仕上げ段階で取り付ける事に
なりそうですね。
手すりや配管などの細かな部品群。
妻板の昇降ステップなども詳細な表に従って取り付けるように
なっており、大変こだわった構成です。
配管はご覧のように全部分が一体になっています。
配管は線材を曲げて作るものという固定観念(?)のある
私にとっては大変新鮮な構成です(^^;
さて、いよいよ製作をはじめますが、説明書によると車体本体の
屋根に開けられている配管取り付け用の穴が貫通していない場合も
あるとのことなので、これを事前に0.3ミリのドリルで開けて
おきます。・・・といっても、実際には針の先で開けたような
とて〜も小さい穴が開いていまして、それを0.3ミリに拡大するような
感覚の作業だったので、難しい事はありませんでした。

そして画像の妻板は、キット付属の詳細な表を参考にステップ
取り付け用の穴を0.3ミリで開けます。こちらも裏側に穴開け
ガイド用の小さな窪みが設けられているので、とても簡単でした。
今回製作する7716×4ではステップが付くのは中間M車2両の
パンタ側妻板だけですが、この妻板にしてもステップが付くのは
片側だけとなっており、全体の数は少ないようです。
こうして下ごしらえ(?)が済んだところで車体内張りを
ランナー(か?一応ここではプラキットと同じ呼び方とさせて
いただきます)から切り離しました。
本来エッチング鋏などを使うべき場所なのでしょうが、
切る部分は大変薄いので、普通にカッターで押し切ってしまい
ました。薄いとはいえ硬い金属を切るという事で、刃が欠けやすく
なるのでマメに折り取ってやる必要がありましたが、歪みなども
なかったため、何とかなったかなという感じです。

切り取った内張りはこの後説明書に従って一部曲げる箇所なども
あるようですが、それは外張りに貼り合わせる直前に行う事とし、
今はご覧のように平らなまま袋にまとめてあります。
1月25日

前回の更新時点ではランナーからの切り取りまで進めていた
内張りを、外張りに接着する作業が完了しました。
組み立てに瞬着を使うかハンダを使うかはかなり迷ったのですが
(一応説明書では接着剤を使用することになっている)、
金属キット+瞬着の組み合わせには苦い思い出が二つも
あるもので(^^;)、迷った末ハンダ付けにしました。
少し前に作った小田急デニ1101で使った30Wのハンダゴテが
とても使いやすかったので、今回もこれで組み立てました。

なお、組み立て前に側面内張りの端にある妻板糊しろと
床板固定用の爪をそれぞれエッチングされたスジに沿って
曲げますが、このうち床板固定用の爪については片方の
中間車では曲げず、動力ユニット(たまにはTOMIX製とか
使ってみたいなと思っていますが、果たして・・・)の組み込みに
備えました。
今回、内張りを張り合わせる作業の途中で何度も内張りが
外張りにちゃんと密着していないのではないか(ドアが妙に
奥まって見える)と思ったりもしたのですが、実はこのキット、
アルミ車独特の(?)ドア周辺の肉厚さを再現しているようで、
ドアが通常よりやや奥まる様になっています。
最初は隙間なく接着できなかったのではないかと
一瞬ひやりとしたのですが、実はそれはこのこだわりの関係と
わかり、ほっとすると同時に感心したのでした。
相鉄電車を作ると「台車をどうするか」という問題が
ついて回る気がしますが、以前“Bトレインショーティー”の
台車枠が良く出来ているときいた覚えがあるため、今回の
新7000ではこれを早速使ってみることにしました。
ネット上で拝見したページを参考にさせていただき、
ボナの台車キットに少し弄ったBトレ台車の側枠を貼るという
構造としていますが、左の画像の分は本当に試作段階で、
本格的な工作にはまだ入っていないので詳しくは今後
改めて書かせていただきます。
それにしても、やや平面的な感じはするもののNゲージ顔負けの
細かなディテールは見事で、これは使えそうです☆
なかなか完成しない旧7000に履かせてみるとこんな感じです。
ディスクへの銀塗装はもちろんですが、全体ももっと明るい
灰色に塗りなおしたいですね。
2月9日

ここのところ小田急1000形・4000形の製作にかかりっきりだった
ものでこちらはあまり進んでいませんが、それでも何とか前面・
妻板の接着と継ぎ目消しが済みました。
前面はまだやる事が沢山ありますが、車体本体の組み立ては
これで大体完了ですね。

作業はまず側面同様に外張りと内張りを固定しますが、妻板は
ともかく、前面は腰板より上の細い縁取りの部分が大変繊細で
曲がりやすいようなので丁寧な作業を心がけました(実際、
ちょっと曲げてしまって慌てて修正した部分も・・・)
内張りが貼り終わったら車体本体にセロテープで仮止めし、
裏側にあるノリシロにハンダを流して固定しました。
車体本体と妻板との噛み合わせは何とも微妙で調整を繰り
返しましたが、どうにか固定できて一安心です・・・。
固定後は継ぎ目にも薄くハンダを流し、その後ヤスリや
キサゲ刷毛(マッハ模型製 あり得ないくらい便利な
工具です!)で整形・修正しておきました。

これでだいぶ形になったかなという感じなのですが、「顔」の
大部分を占める前面窓周り・貫通扉の部品に関しては、
強度的に絶対ハンダでなければ!という部分でもないし、
ブラックフェイス部分の塗り分けの関係もあるし、ということで
車体とは別々に塗って、仕上げ段階でゴム系接着剤で
固定する予定です。
最近の新作は物凄く前に作った車両から外したGM動力を
使うのがお決まりのパターンだったのですが、ここにきて
それが底を尽いた為、今回の新7000では久々に
新品の動力を用意しました。使い慣れたGM製にするか、
違うメーカーのものにするかはかなり迷ったのですが、
せっかくの機会だしどの道台車側枠の改造はついて回る
ので、思い切ってTOMIX製を使ってみる事にしました。
今はまだ何も弄ってなくて、とりあえず車体に入るかどうかと
Bトレ台車側枠と軸距が合うかを確かめただけなのですが、
近いうちにT車の台車加工と一緒にこれの改造も行う予定です。
2月15日

車体が大体形になったので、いよいよこのキットの見せ場(?)
でもある細かなディテールパーツの取り付けを始めました。
まずはパンタグラフ周りですが、これは以前書いたとおり
配管全体が一つのパーツとなっていて、そのパーツの所々を
コの字型の割ピン(?)で留めていくという作業です。取り付け穴の
位置決めも不要である事に加え、詳細な説明書が付属している為
難しい事はなく、20〜30分程度で一両分の部品をつけ終わって
しまいました。ここまでサクサク進むと気分がいいですね(^^v

妻板のステップも同じように説明書に従って予め開けておいた
穴に取り付けるだけですが、車体裾部分に付く分は一部妻板
固定用の糊しろが邪魔をして取り付けに不都合が生じる為、
必要に応じてステップパーツのほうを少し切り詰めるなどして
対処しました。配管・ステップ共に、作業の合間合間で裏側から
少量の瞬着を流して、完全に固定しました。今回は手もとに液状
瞬着しかなかったのでこれを使いましたが、繊細なパーツで
はみ出すとやっかいな事になりそうなので、ゼリー状があれば
そっちのほうが良さそうですね。
クーラー・パンタ脇のランボードはキットにもパーツが入って
いますが、新7000に使うにはやや薄い(旧7000の途中から
分厚いタイプに変更?)上に、取り付けにしくじって今ひとつ
納得のいかない仕上がりとなってしまった為、思い切って全て
剥がしてGMのプラパーツに取り替えることにしました。
車体側にはパーツ取り付け部分にガイド用の凸状の筋が入って
いますが、プラパーツを使うとなるとこれは邪魔になるため、
ヤスリなどで全て削り(かなり硬いですが、根気良く丁寧に・・・)、
平らにしておきます。
ランボード本体(確かGMの東急7700用パーツ)はそのままだと
幅が広すぎるので、キット付属パーツよりやや太いくらいの幅
(1.5mmくらい?)に詰め、長さもキット付属パーツを参考にして
カットしました。そして、所定の位置に(先ほどの筋を削る前に
位置はメモっておきました)瞬着で固定した後、はみ出した
接着剤を削って出来上がりです。
2月20日

細部工作が済み、いよいよ塗装を始めました。・・・といきたい
ところなのですが、前々回の更新で書き忘れていた話を
思い出したのでまずはそれについて・・・。

先頭車の車体なのですが、継ぎ目消しの段階で隅をヤスリで
軽く削ってRをつけておきます。
・・・改めて書くまでもない事かもしれませんが、特徴的な前面の
雰囲気を出すのにはかなり重要な作業なので、一応触れて
おきます(笑
ちなみにこのキット、車体本体と前面とのノリシロが腰板部分に
しかない(前面形状からして仕方がないのですが)為、ブラック
フェイス周辺の縁取り部分では継ぎ目を埋める為に流し込む
ハンダor瞬着が強度上結構重要になってくるようです。
さて、気を取り直して塗装の話題です(笑

前回の更新でも触れたとおり、このキットの見せ場である細部
工作がほぼ済んだ為、いつものようにクレンザーで車体を磨き
(見る見る車体表面のくすみが取れていく様はマスキング
テープを剥がす時と同じくらい気分がいいです>▽<)、GSI
クレオスのプライマーを吹いた後、屋根のダークグレー(GM35番)
→屋根マスキング→Mr.Color8番の銀色→半光沢クリア(GM44番)
の順に塗装しました。本当は銀から塗った方がマスキングが楽
なのですが、銀の上に他の色を塗り重ねるのは極力避けたい
(小田急1000の時は普通に塗っちゃいましたが)ので、頑張って
マスキングしました。
その他、クリアは銀色の塗膜の上から直にデカールを
貼りたくない(意味不明かもしれませんが、銀の上から直接
何かを付けると剥がれやすそうな感じがしまして・・・)という
理由でこの段階に塗っています。今後、デカール貼り付け後に
改めて塗り重ねる予定です。

ドアと車体本体との質感の差は実車を見ると明らかに違って
いるのがわかりますし、説明書でも塗り分けるように書いて
あるので是非再現したいところでしたが、技術的に不安が
残るのと丁度いい塗料が見つからなかったなどの理由で
見送っています。
実は最初は今回車体全体に塗ったMr.Colorの銀色をドアに
使って、車体本体をGMのアルミシルバーで塗ろうかと考えて
いたのですが、試しにプラ板の切れ端に塗って仕上がり具合を
見てみたところ、思ったより差がなかったりアルミシルバーの
粒子が粗かったり(きれいに仕上がっている作品もありますから、
塗り方の問題かもしれませんが)であまり上手い具合に
仕上がりそうもなかったので、やめておくことにしました。
車体と並行して前面窓周りの部品も塗装を進めています。
前述の通り、銀の上から他の色を塗り重ねたくないので、
こちらもブラックフェイス部分(Mr.Colorの艶消し黒)を先に塗って、
その後で銀・クリアを塗っています。
半光沢クリアが艶消しブラック部分にかかってはいけないので、
この部分はデカール貼り付け・保護が済むまでマスキング
しておきます。
床下・屋根周りの細かい部品も塗装を進めています。
今日は台車枠とその周辺部品(GM10番・黒)と
Bトレインショーティーから流用の台車側枠(GM14番・灰色9号)、
パンタグラフ(Mr.Color8番・銀→同30番・艶消しクリア)を塗装
しました。
金属製の台車枠・周辺部品とパンタは事前にプライマーを吹き、
台車側枠は元の塗装を剥離した上で塗装しています。
この側枠は今後ディスクブレーキへの色差しをする予定ですが、
ついでに軽くスミ入れもしたほうがいいかも?


その2 New!

工作室TOP