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■ 小田急1000形(1063F)






1年半ほど前に登場時仕様として完成させて、去年早くも小規模なリニューアルをした1000形ですが、
以前から繰り返し書いているように濃すぎた帯の色など、根本的な部分が今ひとつ好みではなかった為、
ここにきて塗装のやり直しなども含めた大規模なリニューアルをしてみました。
詳しい経緯と作業の様子は小田急1000形 リニューアルの記録のページに書いてありますが、
色々考えた結果中間車の車体は完全に新しく作る事にした為、予想以上に大々的に手を入れることになりました。

他の車両の製作と同時進行となったためだいぶ時間がかかってしまいましたが、
ようやく完成させることができましたので、工夫した点などを簡単にご紹介させていただきます。
一番最初の完成時のもの、一度目のリニューアル時のものに続き、三つ目の1000形ページということで、
いい加減しつこいかもしれませんが、よろしければご笑覧下さい。





画像はクリックすると拡大できます。
新宿方先頭車(奥)と小田原方先頭車の前面周辺。
これといって大きな改造は必要なく主な仕上げも一番最初に完成
させた時とほぼ同じですが、前面貫通扉の塗り分け(質感差表現)は
今回初めての試みです。詳しくは製作記のほうで触れましたが、
実車も光の当たり具合などによって結構この違いがわかるため、
一手間かけた甲斐はあったかなという感じです。今回は再現
できませんでしたが、実車は前面FRP部分の質感(色調?)が
車体とはやや違う為、これも再現できれば完璧だと思います。

今回は荒っぽい工作でダメージを生じさせてしまっていたスカートや
前面の窓ガラスも新品に交換してありますが、このうち窓ガラスの
ほうは今回入手できたパーツが各表示周辺の黒い部分の印刷の
ないものだったので、裏側からGMの小田急ステッカー(最新
タイプ)を透明両面テープで貼り付けてあります。
以前の印刷済みのものに比べて各表示がやや大きい感じもしま
すが、これはこれで結構いいかなと思います。小田原方先頭車
のクハ1163は、方向幕をあまりお目にかかれない(?)「霞ヶ関」
表示としてみました。今はわかりませんが、数年前の時点では
小田急車を使った霞ヶ関止まりの列車があったそうで(ただし
私が見た限りでは多摩急行ではないです)、幕も入っている
ようです。今回は1000形用の適当な行き先の幕に営団3000
の方向幕を貼り重ねて再現しました。
完璧に自己満足の世界ですが、こういうの楽しいです(^^;
以前からやってみたいなと思いつつ、技術面で不安が残ると
いうことで見送ってきたドア枠の質感表現。今回もリニューアル
するにあたってどうしようか迷ったのですが、以前ネット上か
模型雑誌の記事で周囲よりやや暗い銀色に塗り分ける事で
それらしく見せるという手法が載っていたのを思い出し、
使い慣れたエナメル塗料でも真似ができそうということで
早速やってみました。
銀色に黒や灰色を少し混ぜて、それを普通に面相筆で塗った
だけですが、思っていたよりそれっぽく仕上がったと思います。
ただ、ドア中央部の戸当たりゴム表現もそうですが根本的に
色差しが下手(雑?)でどうも荒っぽい感じがするので、この
あたりは今後の課題という感じですね・・・。
ドアレールはいつものように、印刷を剥がしたGMステッカー
を細切りにしたものです。
これまで私は細かな表示類にはかなり無頓着なほう
だったと思うのですが(表示の少ない昔の車両の製作が
多かったというのもあるのでしょうが)最近になって小田急
通勤車向けの各種表示類が俄かに充実してきた為、
今回はそれらを早速使ってみました。

上の画像でも細かい表示が幾つか確認できると思いま
すが、種別・行き先表示幕などの一部を除いていずれも
ジオマトリックス・デザイナーズ・インクというメーカーの
多色印刷インレタを使ったもので、実車写真を参考に
位置決めした後、バーニシャーを使って転写しました。
ドアステッカーなど、一部位置決めのしづらいものが
あったり、単純に数が多かったりで手間はかかって
しまいますが、転写のしやすさ・崩れにくさは素晴らし
いものがあり、沢山の表示を転写する中で大きな助け
となりました。

その他、今回は地上用編成(1057F)として仕上げて
いたものを地下鉄直通用編成とするため、中間車
(デハ1113)の前後妻板には地下鉄用の誘導無線
アンテナ(?)を取り付けました。
この画像は拡大できません。

今回は旧作からの再利用部分と新品部分が
複雑に(?)混ざっており、台車を含む下回りは
再利用、スカートや連結器などは新品として
いますが、元のスカートは床板にガッチリと
接着してあって取り外しが困難だったので、
接着部分は多少醜くなるのを承知で無理やり外し
(切り取ったんだったかも?どっちだろう・・・)、
新しいスカートは車体側に取り付けてあります。

床板の車内側はねずみ色1号で塗装して
ありましたが、窓ガラス越しに見るには
もう少し明るいほうが良さそうという事で、
灰色9号を塗ってみました。
帯はGM6番(青22号)を使いました。
リニューアル前の色は暗すぎたため新しい帯の色は
色々と考え、タミヤのフレンチブルーなどの使った事
のない色も試したのですが、結局この色に落ち着き
ました。
ただ、これを塗っている頃にクロスポイントから
小田急向けのロイヤルブルーが発売されたので、
少し待ってそっちを使っても良かったかなとも思います
(今言っても仕方ないですが^^;
そのロイヤルブルーは並行して製作中の旧4000形に
使ってみたため、GM22番で塗った5200形も合わせて
並べてみました。個人的にはやはり4000に使った
ロイヤルブルーが一番好みですね(^^;




地下鉄をゆく1000形。
今年9月にはJR車と共通設計の新型車両4000形がデビューすることになっており、
順次1000形に代わって地下鉄直通運用に入るようです。
きれいな新型車が入るのはいいことなのでしょうが、一方で個人的にはこうした
共通設計車両が増える事で、各鉄道会社の個性溢れるオリジナル車両同士が
地下鉄を通じて意外なところで顔を合わせるという(千代田線なら小田急車とJR常磐線車両)、
相互直通運転ならではの楽しい光景が失われてしまうのが残念といえば残念です。
まあ、鉄道ファンの為に電車を走らせているわけではないですから、仕方ないんですけどね(^^;


リニューアル前 1057F登場時仕様ページ
一度目のリニューアル後 1057F現行仕様ページ
小田急1000形 リニューアルの記録

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