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■ 小田急1600形(1601F)






以前からキッチンというメーカーから1600形の車体素材が発売されている事は
知っていましたが、品切れだったりして中々手に入れることが出来ませんでした。
そんな中、10月のある日用事ついでに模型屋へ立ち寄ってみるとキッチン製車体素材が
たくさん積まれたコーナーを見つけ、まさかなと思いつつあれこれ見ていると・・・
・・・まぁこの先はご想像の通りです(笑

長い間手に入らなかったキットを思いがけず購入する事ができ、
嬉しさからすぐに製作を始めました。

半田付けなど自分としては難しい作業もありましたが、
いつもと比べると作業の進みがとてもはやく、製作開始から一ヶ月かからずに完成させることができました。
このページではこの1600形について色々書いてみたいと思います。

なお、この車両の製作の様子をこちらで公開しています。
是非ご覧ください。


基本的な構成

上で書いたとおり、キッチン製の車体素材をほぼ素組みしました。
キッチンからは未更新車など何種類かの1600形車体が発売されていますが、
今回製作したのは更新後タイプの車体素材です。
組み立てはハンダ付けとしましたが、相変わらず車体裏側は
ハンダ流し込み用の穴からはみ出たハンダでボテボテです・・・。

先ほど書いたとおりほぼ素組みでほとんど説明書どおりなのですが、
唯一、オデコだけはキットに入っているホワイトメタルパーツではなく
プラ板を何枚も積み重ねて作ったブロックから削り出して製作しました。
これはパーツの形が車体と微妙に違うような気がし、その修整工作が
大変そうなのと、ヘッドライト(今回はタヴァサの旧国用プラパーツを使用)の
四角い取り付け穴をあけるには慣れている
プラ加工のほうがいいのではないかと思ったのが理由です。
予想通り非常に加工しやすく、正解だったかなと思いますが
車体との継ぎ目の仕上げが不十分だったようで、角度によっては目立ってしまいます。

このキットは前面窓やドアの窓などのHゴムを車体とは別パーツとし、
別々に塗装して仕上げる事が可能な構成のようなので、
私も別々に塗装し仕上げ段階でゴム系接着剤を使用して取り付けました。
色差しが苦手でも簡単にシャープな仕上がりを得る事ができる
とてもありがたいパーツ構成です。

塗装は、以前GMキットを改造して製作したときには
茶色塗装としたので、今回はオレンジと紺の二色塗装で仕上げてみました。
以前製作した2200形では妙に鮮やかな紺の色調に不満が残ったので
紺色の塗料選びは色々と迷いましたが、ネット上で近鉄特急ブルー(GM18番)が
よいという情報をいただき、早速それを使うこととしました。
2200形と比べるとぐっと渋い色調となり大変満足しています。
情報をくださった方々には改めて御礼申し上げます。
オレンジは2200形の時と同じ近鉄特急オレンジ(GM17番)で、
屋根はダークグレー(GM35番)、床下は黒(GM10番)としました。
仕上げ塗装はいつも通り半光沢クリア(GM44番)です。

台車はデハがGMの日車D型、クハがGMのTR11、パンタグラフはPT42です。

今回は二色塗装となった直後の昭和38〜39年頃の時代設定で製作しました。
二両の前面周りです。
大きな加工はしていませんが、ランナー引き伸ばし線を加工して
ジャンパ栓など細かい部品を作って取り付けてみました。
また、標識灯は、説明書にもあるとおりキットのものを
組み立てるより他の素材から加工したほうが早そうなので
手もとに余っていたプラパーツを適当に削って作りました。
仕上げ段階で黒と銀を混ぜた塗料で色差しをして
レンズを表現しました。
ワイパーもランナー引き伸ばし線から製作して取り付けましたが、
手もとにある本に載っているデハ1601号の写真(昭和39年撮影)を
見ると取り付け位置がだいぶ車体外側よりになっているように
見えるので、その通りに作ってみました。
同じ昭和39年撮影のデハ1602号ではほぼ窓の中央に
取り付けられているので、個体差があったのでしょうか。
クハ1651はどうだったのかはわからないので
とりあえず窓の中央に取り付けています。

方向幕は鳳車輌製造のものを使用し「成城学園前」としています。
実際に今回製作した時代の1600形がこの行き先で走ったか
どうかは不明ですが、なんとなく珍しい行き先にしたいと思って
選びました。
ステッカーの説明書どおりクリア塗装後に貼り付けたので
張替えは簡単です。
このキットを欲しいと思った理由の一つが、このリベット表現です。
本当はシル・ヘッダー以外にドアの両脇にもリベットが
表現されているのですが、今回塗膜が厚めとなって
しまった関係で埋もれてしまいました。
妻板のようすです。
側板・妻板との間の継ぎ目消しとR削り出しの時に
ステップまで削れてしまったので、ランナー引き伸ばし線を
短く切って復活させておきました。
このほか、キットに入っている幌枠を取り付けました。

しかしこうしてみるとやはり床板の車内側が結構目立ちますね。
本当はいつものようにちゃんと塗装したいところなのですが、
更新後の1600形の内装がどんな感じなのかまるでわからないため、
とりあえず今は無塗装としています。
パンタ周りです。
今回はパンタグラフにPT42を使用しましたが、
今回はパンタ台をランボードを千切りにしたものとプラ板を
組み合わせて作ったので、パンタにモールド表現されている
パンタ台は削っておきました。

ランボードやベンチレータなどはキットに入っているパーツを
使用しましたが、パンタとヘッドライトの間にある
四角い箱状の部品は手もとに使えそうな
パーツがなかったため、余っていたプラパーツを
適当に削って作りました。
以前製作した茶色塗装の1660Fと連結させて
混色編成を楽しみたいと思い、クハの先頭台車の
カプラーポケットにはTNカプラーを取り付けました。
連結相手のクハ1660も同様の改造をしましたが、
この時外したダミーカプラーは今回製作した
1601Fのデハへと流用しています。




昭和44年ごろの最新鋭・最古参(旅客車)並び。
この年から1600形の廃車がはじまったそうです。
ちょうど通勤電車の塗装がオレンジと紺からアイボリーにブルーの帯に
変更され始めた頃で、個人的にとても興味のある時代です。


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