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■ 小田急2200形 2203F






2004年春、GM京急1000形キットの付録前面・屋根板とプラ板自作の側面・妻面を
組み合わせて一度登場時仕様の2203Fを製作し、その後9月には仕上がりに不満の残る
部分に手を加えるなどしてみましたが、しかし何をしても
やはり車体の基本的な部分が雑なのは確かで、気に入らない仕上がりでした。
そこで、2005年2月頃から旧作と同じ構成(京急キットの付録前面と
屋根板+プラ板自作の側板と妻板)で載せ替え用の新しい車体の製作をはじめました。
そしてだいぶ時間がかかりましたが、7月になってやっと完成させることができたので、
このように写真を載せてみる事にしました。
紹介はごくごく簡単なものですが、何かのお役に立てていただければ嬉しいです。

今回は、昭和29〜30年頃の登場時仕様の2203Fを模型化しました。
編成は、デハ2203-デハ2204の二両編成です。

なお、旧作はこちらで公開しています。
よろしければ比較用にご覧ください。


画像はクリックすると拡大できます。
二両の前面周りです。
手前がパンタ付きのデハ2203号、
奥がパンタ無しのデハ2204号です。
前面自体は、旧作と同じようにGMの京急キットの付録を
使いましたが、付録前面はヘッドライトが二灯化されて
行き先・種別表示機が設置された晩年の形のため、
今回製作する登場時仕様とするには多少改造が必要でした。
不要な表示機は適当にヤスリで削って窪んでいる部分は
瞬着で埋めましたが、ヘッドライトは元の二灯式ライトケースを
丁寧に削り取った後慎重に位置決めをし、穴を開け、
タヴァサの250Wヘッドライトパーツを差し込みました。
このパーツだけでは長さが不足して根元の部分に
隙間ができてしまうので、その部分にはプラ板の切れ端を接着した後
瞬着やパテで埋めて、紙ヤスリで削って仕上げました。

前面窓の上にある手すりは、実車はのちにもっと大きなものに
交換されたようですが、登場時にはこのように小さなコの字型のものが
二枚窓のあいだに一つ付いているだけだったようなので、
慎重に位置決めをした後、0.3ミリの穴をあけて手もとにあった
手すり(多分クロスポイントの小田急用手すりの余り)を
差し込んでおきました。
側灯はランナー引き伸ばし線を薄く切ったものを接着し、
塗装後にエナメル塗料のクリアーレッドで筆塗りしました。

ドアの補助レールはGMのステッカーを紙ヤスリで削って
金属下地を出したものを細切りにして貼りました。
連結面の様子です。
一応ステップや配管などをランナー引き伸ばし線を使って
簡単に付けておきましたが、幌枠などを省略したので
だいぶあっさりした仕上がりになりました。
ステップは独特の形をしていたようなので、
写真からわかる範囲でプラ板とランナー引き伸ばし線の
組み合わせで作り、配管はランナー引き伸ばし線を
曲げて接着しただけです。
旧作では雨樋が連結面まで回っていましたが、昔の2200形の
実車写真を見てみると、どうやら雨樋は連結面の直前で
車体に埋め込まれているように見えるので
今回は連結面にはおろさず、側面の端で止めました。

連結器はKATOカプラーの密着連結器タイプのものを使いました。
デハ2203号のパンタグラフ周りの様子です。
屋根上機器はパンタグラフ以外、全てプラ板などの
プラスチック素材を加工して自作したもので、
ランボードは板状の部分が0.3ミリプラ板、その下の脚が
GM小田急5000形キットのランボードを細切りにしたもの、
そしてベンチレータは0.3ミリプラ板を三枚重ねた物を
実車写真を参考に切ったり削ったりして作りました。
避雷器は棒状の物で組まれた台座にのっているので、
台座をプラ板の細切りの組み合わせで作った後
プラ棒を短く切って作った避雷器をのせました。

配管はいつものようにランナー引き伸ばし線ですが、
プラ板を炙って薄くしたもので配管をくるみ、
配管止めの金具を表現してみました。
雨樋もプラ板の細切りを接着して表現しました。
パンタグラフはGMのPT42を灰色9号で塗装して使いました。
デハ2203号の前面周辺の拡大画像です。
前面窓は、2203号、2204号ともにGMのエコノミーキットなどに
入っている細い塩ビシートを窓の大きさピッタリに切断し、
それをごく少量の合成ゴム系接着剤で接着して
はめ込み窓としました。
若干荒っぽい仕上がりになってしまったのが残念です。
ワイパーは、登場時の実車の写真を見ると前面窓の
横に付いている様なので、その通りの位置に
ランナー引き伸ばし線を切断した物を接着しました。

最近、私は先頭車の向きによって違う行き先としているので、
今回も行き先表示板を新宿方先頭車と
小田原方先頭車で違えて見ました。
デハ2203号は新宿方となるので、こちらは新宿としてみました。

ちなみに、最初は動力は旧作の18m級動力ユニットを流用するつもりでいたのですが、
今回は予定より数ミリ車体が短くなってしまい
18m級動力が入らなかったので、結局17m級動力ユニットを買ってきて
台車をDT33に取り替える羽目になりました。
デハ2204号の前面周辺の拡大画像です。
基本的には2203号と同じつくりですが、
こちらは行き先表示板を江ノ島としてみました。
この行き先表示板は鳳車両製造製のステッカーを
使ったものですが、ただそのままペタリと貼り付けたのでは
板というより塗装のように見えてしまうので、
ステッカーより一回り小さく切ったプラ板で浮かしています。

前面の裾部分に有るバンパー(?)は
2203Fの登場時は銀色だったようなので仕上げ段階でエナメル塗料の銀色を筆塗りしておきました。
台車はGMのDT33のグレー成型のものを使いました。
実車の台車とはだいぶ形が違いますが、
私はGM製台車の中ではこれが一番近いのではないかと
思ったので、DT33を使いました。



久々のプラ板工作となった今回の小田急2200形、
やはり色々と苦労しましたし、予想以上に完成までに時間がかかってしまいましたが、
無事形にすることができてよかったです。
窓抜きなど、地味で大変な作業をしている時には
当分の間、プラ板工作なんて大変な物はやるまいと
思っていたのですが、こうして完成すると
今度は何を作ろうかななんて考え始めてしまいます。
HB車なんかもいいしABF車もいいし・・・
荷物電車や御殿場直通用キハなんていうのも楽しそう。

・・・いくら大変でも、やめられそうにないです(^^;


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