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■ 小田急2600形非冷房車製作記




地元私鉄だからといって贔屓しているわけではないのですが、
小田急の通勤電車は1100形から最新鋭の新4000形まで、
「これは受け付けない・・・」というようなものはほとんどなく、大体どれでもOKです。
しかし、当然のことながら気に入っているものの中でも
やっぱり「一番」というのはありまして、私の場合それは
冷房がない時代の2600形でした。特にアイボリー塗装に
なった直後、昭和40年代半ばにはまだ灰色のHゴムというのが
残っていたようで、それらが合わさった、冷房もスカートもなく
加えて明るいカラーリングに上品な印象の窓周り・・・写真でしか
見た事がありませんが、その姿は軽快そのもので、自分の理想を
詰め込んだような仕様でした。

まぁ、そんなですからこれまでに何度となく模型作りも試みてきたのですが、
あいにく材料・技術ともにあまりにも足りないものが多すぎて、頑張りはした
もののおよそ納得のいくものにはなりませんでした。
そして、基礎的な工作技術が未熟である事や、単純に重工作をする元気が
なかったことなどから、長い事「きちんとした」2600形の製作はして
きませんでしたが、5000形が2編成、そして5200、4000(尤も4000は
妥協の産物ですが)と揃えば、やはりそろそろ2600形が欲しくなるのは
ある意味当然の流れで、ここしばらく「あのキット」をじっくりと作って
いなかった事もあり、そろそろやってみるか・・・となった次第です。

さて、いつにも増して前置きが長くなりましたが、このページでは
2600形非冷房車の製作の様子を、作業が進むごとにアップして参ります。
細部まで理想を追い求めた結果、プロトタイプは大変絞り込まれたものとなり、
昭和44年夏の2662Fで決定済みです。

仕様としては新塗装・非冷房・スカートなし・灰色Hゴム、密自連・・・というもので、
大体44年の春頃に塗装変更が行われ、9月には一斉に連結器の交換が
行われた事を考えると、夏の間だけの仕様になるというわけです(´∀`)
編成番号からお分かりの方も多いかもしれませんが、2661F、2662Fは
かの「お買い物電車」塗装を経験した編成で、今回の仕様はその塗装から
アイボリーに青帯のいわゆる「新塗装」に塗り替えられた直後のものという
ことになります。

ところで、当時の写真を見る限り、灰色Hゴムの編成もサハに限り黒Hゴムだったようですが、
このサハというのが興味深い車両で、基本的に全編成が黄色+紺色の「旧塗装」時代に
製造された2600形にあって珍しく「旧塗装」を経験していない車両っぽい気がしてなりません。
というのは、当初5連で登場した2600形の6連化時期が前述の「お買い物電車」塗装の
時代(S42-11〜S44-5くらい?)とほぼ重なり、当時お買い物電車塗装の2661Fと2662Fの
増結用サハに関しては編成に合わせてお買い物電車塗装で新造されたらしいのです。
この2本と同時にお買い物電車塗装となった4001Fは短期間で旧塗装に戻ったようですが、
2600形の2本に関しては旧塗装を経ずに、恐らくお買い物電車塗装からいきなり新塗装に
なったため、結果としてサハ2761、2762は一度も旧塗装を経験していない・・・となるわけです(多分)

どうでもいい推測交じりの薀蓄を垂れてしまいましたが、まぁそんな不思議な経歴の
車両が混じっているというのもこの編成が好きな理由の一つという事で(^ω^)





2008年5月17日

いきなり前面加工が済んでいる図(´∀`;)
逆に、この前面の加工がある程度上手く行かない
限り、製作記を書き始めるつもりはなかったとも
言えるんですが・・・。

下で加工前の前面との比較画像を掲載しますので、
違いなどについてはそちらに書かせて
いただきますが、やはりこれまで同様かなり苦労
しました。加工そのものの難易度が高いというよりは、
貫通扉の窓をやたら小さく作っちゃって作り直したり、
パーツの取り付け穴の位置がおかしかくて度々
修正したり・・・という、初歩的なミスによる苦労
なんですけどね(´Д`;)

とりあえず修正を重ねてある程度のレベルまでは
持ってきたつもりですが、しかしそれでも2つの
前面で窓のRが微妙に違っていたりして(右の顔の
ほうがちょっと角ばった窓になってますよね・苦笑)、
技術不足を隠し切れない結果となったのは残念な
ところです。今回は仕上げ段階でどうにかなる(する)
と考えてそのままとしましたが、ここまで仕上げた
時点でどっと疲れてしまい、なかなか次の作業に
進めません・・・。
左側より、今回の改造前面、そして1年半ほど前の
06年秋に製作の改造前面、製品状態の前面です。
無加工前面の窓がやや高い事や、行き先表示窓が
妙に縦長な事などがおわかりいただけると思います。
仕上げ次第でだいぶ変わるのでしょうが、実車と
見比べると難があるのも確かで、以前よりこれを
実車の顔つきに近づける工作を繰り返してきました。
真ん中の06年製作の前面は、出来た当初は
我ながら上手く作ったものだと自惚れたものでしたが、
今回製作の前面と見比べると、一ヶ月くらい
寝てなさそうな勢いのクマや、やたら角張った窓、
分厚いHゴムなど、およそ成功とは言いがたいもので、
知らぬ間に随分見る目が厳しくなったものだと感じて
いるところです。(*´∀`*)

今回分も大まかな構成は06年版とほぼ同じですが、
06年版でクロポのFM用に挿げ替えたヘッドライト
ケースは、今回はレンズを入れられるよう穴を開ける
に留め、ライトケースそのものは元のものを使って
います。手すりや種別表示窓・行き先表示窓は
いずれも今回分・06年版ともにクロポのFM用で、
標識灯はTAVASAの私鉄用(PN-032)です。
いつもそうなんですが、この前面加工を余裕で
こなせるという事は決してなく、毎度その時々の
自分の技術を全て投入するくらいの勢いですので、
作っている最中は本当に必死です。そのため、
写真を撮る余裕はなく、製作途中の写真というのが
これくらいしかないです(ノД`)
ごめんね・・・

工作はまず貫通扉をくり貫いてしまい、両側の
窓の位置を下げる事から始めました。この窓の
位置を下げる作業は、NゲージマガジンNo.38に
掲載の2600形製作記事を参考に進めました。
窓周囲の窪みを、上側と貫通扉側では瞬着で
埋め、残りの2方向では削り広げる事でなくし、
最終的に開口部の大きさを縦5.8mm、横4.5mm
にする・・・という感じです。記事では窪み埋めは
パテで・・・とありましたが、私の場合塗装に
失敗する事が多く、薄め液に漬ける事が少なく
ないため、やり直さずに済む瞬着を使いました。
まぁ、最終的な微調整で少量のパテは使っちゃ
いましたけどね・・・。また、前述の06年版前面の
反省というわけではないのですが、窓を削り
広げる時には丸ヤスリを使うなどして隅にきちんと
Rを付けるように心がけました。

それが終わったら開口部の大きさピッタリに
切り出したt0.5プラ板を、表面よりやや窪むように
(窪みすぎると“クマ”が深くなりすぎる)はめ込み、
タミヤセメントの緑キャップを流し込んで固定
しました。そして、よく乾燥させた後、中央に適当な
穴を開け(左の画像はこの状態)、この状態から
ヤスリで削り広げていきました。窓の下辺は
“クマ”になる部分(Hゴム下辺〜窪み下辺の
スペース)を残して削り、他の辺は0.2ミリほど
削り残す感じにしました。そこにエバーグリーンの
厚さ0.25mm×幅0.5mmのプラ材を巻いて、Hゴム
としました(プラ材の断面でHゴムを表現する)
このHゴムも出っ張りすぎるとやたら“クマ”が深く
見えてしまうので、張り出し具合は少しだけに
なるよう調整し、加えて隅のRにもきちんと密着
するよう、緑キャップを流し込んだ後ピンセットなどで
丹念にくせを付けました。
これで運転席窓・助手席窓は出来上がりました。

続いて貫通扉ですが、これは元のをいじるのは
相当困難という事で前述の通り一旦くり抜いて
しまっていますので、開口部の上部を少し埋めて
上下方向の寸法を若干縮めた後でプラ板で新製
した扉をはめ込みました。具体的な寸法は忘れて
しまいましたが、左右の窓とのバランスを見つつ
調整していきました。Hゴムの表現も左右の窓と
同様エバグリのプラ材によるものですが、左右の
窓がHゴムを出っ張らせたのに対し、貫通扉の窓は
Hゴム部分を一段窪ませます(プレスにより一段
窪んだところにHゴムがある)

ここまで出来たら種別表示窓・行き先表示窓を
取り付けますが、これの固定は5200形と同じです。
そして、それが済んだら標識灯やらヘッドライトやらの
穴を開け、最後に手すりを取り付けて上の画像の
状態になりました。まぁ・・・実を言うと今回は手すりを
付けた後になってどうしても貫通扉の出来に納得が
いかなくなり、手すりを曲げないようヒヤヒヤしながら
扉の交換を行ったりしたわけですが・・・。途中で変に
妥協すると後で苦労が倍になる事を学習しましたので、
今後納得がいかないパーツはおとなしく放棄する事と
なりそうです(^^;)
ちなみにこちらはまだ試作段階なのですが、今回
側面の二段窓はこのような構成になりそうです。
まぁ、素材の色が出ていますので詳しい説明は
あまりいらないかもしれませんが、一応簡単に
書いてみます。
まず、元々の9000風の側窓のうち、上辺の
サッシは残しておき、隅のRだけ
カッターで除去して角窓化。そして、中柱も
細く削りました。当然のことながらこの時
両側から均等に削っていく必要があり、私は
予め柱の真ん中に線を引いておき、その線だけ
を削り残すような感覚で柱を細くしていきました。
この後は下段から上段の順番で、前面Hゴムにも
使ったエバグリのt0.25・幅0.5ミリのプラ材にて
窓枠を構築していくだけです。工作が雑な事も
あって自信満々の仕上がりとはいえませんし、
数が多いということで均一に仕上がるかという
問題はありますが、これまで中々再現できな
かった「立体的な田の字サッシ」が、一応は
実現しましたので、今回はこの方法を採って
みたいと思います。

ちなみに、戸袋窓のHゴムの加工も試してみました。
自分で編み出した方法ではなく、この世界の大先輩
の方法をそっくり真似させていただいたもので、
元のHゴムの輪郭を、ダルマ画鋲の針だけ抜き取った
やつである程度の深さまでなぞる(ピンバイスにくわえ
させる)→結構深くまで彫る→Hゴム(の出っ張り)を
削る→先ほどの彫り込みにたまったプラのカスを取り
除く→太すぎるHゴムを細く削り込んで、あとは微調整
・・・という具合です。手間はかかりますが、実車のように
プレスで一段窪んだところにHゴムが入っている様子
(Hゴムそのものは外板から出っ張っていない)が再現
できますので、これで色差しが決まれば相当リアルに
なるものと思われます。ただ、二段窓以上に数が多い
ため、全てを均一に仕上げるのはかなり難しいと
思われ、最大限丁寧に、そして根気強く進めることで
仕上がりの差を極力抑える・・・という
程度になりそうです。

あとは、ドア窓もやや角張っていて彫りが浅いので
(ただし先頭車側板の片方はやたら深い・・・バラつき
があるんですね)何とかしたいところですが、
今のところ良い方法は思い浮かびません。
9月12日

3000形製作記以上に久々の更新となって
しまいましたが、いよいよ側面の工作に
着手しましたので、今回はその辺を
ご紹介致しますヽ(´∀`)

側面に取り掛かって最初に手を入れたのは、
前面に続く重要項目である二段窓です。
方法としては前回更新時の最後に触れた通り、
エバーグリーンの極細・極薄プラ材を用いて
窓枠を自作するというものです。前回試験的に
作った際には手持ちの0.5mm幅のプラ材のみで
頑張っていましたが、今回は同じ薄さ(t0.25)で
幅が0.75mmのプラ材を加えて使い分ける事で、
より柔軟な工作ができるようにしました。

この作業については今後嫌になるほどやるはず
なので、その工作の進行をレポートすると同時に、
製作過程の写真を交えてより詳しくご紹介する
予定です。こういうのは、多分出来上がったもの
を見せてココをこうしました・・・と説明するよりも、
作ってる途中の写真をご覧いただいたほうが
分かりやすいと思いますので・・・
もう暫くお待ち下さいm(__)m

とりあえず先行して先頭車一両の片側分が
出来上がりましたので、残りの側板を同じレベル
まで進めた後、他の加工に取り掛かろうかと
思っています。

ちなみにコレもまた改めてご紹介する予定
なのですが、今回は大型通勤車特有の
「ふっくら感」を出すため、側板の裾を僅かに
切り詰めてみました。このふっくら感は特に
スカートがなかった頃の写真を見るとよく
わかるのですが、GMキットの場合、特に
正面から見た時にどうも縦長すぎるシルエットに
なりがちなので、試験的にやってみた次第です。

・・・ともっともらしく説明してみましたが、
実際のところは凄腕モデラーが作った作品を
真似したものです(^^;)
コレを再現したかった!
これまでキット付属の印刷窓や、タヴァサの金属
サッシを使った時に不満だったのがココなのです。
実車の写真を見ると、こういう角度、或いはもっと
正面側から側面を「すかして」見たような角度
であっても、二段窓の中桟が目立つのですが、
前述の方法の場合、サッシを側板裏側から貼り
付ける構造のため側板の板厚の分だけ奥まって
しまい、確かにサッシ自体はシャープで見栄えが
良いのですが、こういう「すかした」角度で見た時に
その存在が全然目立たないのです。
それをどうにかしたいというのが、
今回のプラ細工をやる発端になりました。
接着剤のはみ出しが目立って
お恥ずかしいのですが・・・
この「田の字型」サッシも今回ちゃんと再現
したかった部分です。

前にもどこかに書いたかもしれませんが、
前述のタヴァササッシとか市販完成品からの
はめ込みガラス流用(4000形製作時に比較しました)
の場合、どうしてもサッシが「三の字型」になってしまい、
シャープに見える反面、自分のイメージする小田急の
二段窓とはちょっと違っていました。
以前マイクロエースが2600を発売したとき、
ややオオゲサにも見える二段窓表現は賛否両論
でしたが、個人的にはあれくらいの表現でも良い
と思うくらいなので、今回2600形を作るのであれば
やっぱりちゃんと「田の字型」で・・・と思った次第です。
前面と合わせてみた様子。
まだ片側分しか出来上がっていないのでこんな具合
ですが、早くも箱組みが楽しみになってきました!

こうしてみると乗務員扉をどうするか非常に迷うところ
ですが、スッキリ仕上げられるかどうか非常に怪しい
ところでもあり・・・ラクな方向へ逃げたい思いと、
この際だからキッチリやろうという思いがぶつかって
いるところです(´Д`;)
〜11月27日

春に作り始めて、気づけば冬になりかけ・・・
早いものです(´Д`;)
久々に気が向いて作業をしまして、とりあえず
先頭車1両分の側板が揃いました。妻面等も
ある程度時間をかけて加工しようと考えて
いるため、箱組みはもう少し先になりそうですが、
超スローペースながらも前進はしています(´∀`)

さて、今回はその側板の加工の様子を写真に
撮っておいたので、それを交えて改めて
ご紹介しようと思います。

加工前の様子は改めてやるまでもないかなと
思って省略しちゃいましたが、とりあえず
もともとの形は以前作った5200形と同じもの
です。あれを角窓にして、二段窓にして・・・
という工作をやります。

まずは窓隅のRを削って四角くします。
上辺のサッシは当初色々考えて残しましたが、
側板2枚を仕上げた今になって、どうやら一旦
削ってしまったほうがスッキリ仕上がりそうだ
と思うようになりました(´ω`;)
まぁ、ともかくご覧のような状態にします。
ここからプラ材を用いて窓枠を構築していきます。
今回使用したプラ材は2種類で、どちらもエバー
グリーンの厚み0.25mmの帯材です。
片方は幅0.5mm、もう片方は幅0.75mmのもの
を使いました。

まずは0.75mm幅のやつをご覧のように
裏側から貼り付けました。
表から見るとこんな感じになります。
そして、同様に下辺にもプラ材を
貼り付け、ご覧のような形にしました。
ここから窓を二段にする作業となります。
まずは上段の縦桟をご覧のように
貼り付けました。使う帯材は確か0.5mm
のほうだったと思います。これの長さで
中桟の位置が決まりますが、これが
来る位置としては窓をキッカリ半分に
分けるような位置よりは若干上寄りに
なるようにしたほうが自然に見える
ように感じました。
最後に同じく0.5mm幅のプラ材にて中桟を
付けてとりあえず窓枠の出来上がりと
なります。ただ、これをご覧になって
おわかりと思いますが、アルミサッシの
中桟にしてはちょっと太すぎるので、
適宜細くした上で取り付けたほうが
よりリアルになりそうです。

まぁ、今回はこんな感じで二段窓化を
行うことにしました。こんな風に紹介
しておきながらナンですが、ぶっちゃけ
ちょっとオススメとはいいがたいです(苦笑)
っていうのも、手間がかかり過ぎる上に、
加工箇所の数を考えるとどう考えても他の
方法より不揃いな仕上がりになりがちだと
思うんですよね。悪い意味で手作り感が
出ちゃうというか・・・。今回はもう作り始めた
のでコレで行きますが、改良の余地アリです。
11月27日

先行して先頭車1両を箱組みまで進めました。
上のほうに「箱組みはもう少し先に
なりそう・・・」なんて書いていましたが(アップ
してないだけで記事自体は少し前に書いて
あった)、とりあえずどんな雰囲気になるのか
早く確かめたくて、予想以上に早く進みました。
もっとも、ここからあと5両を同じ段階まで進める
っていうのがとんでもなく大変な
わけですが・・・(´A`;)

さて、細かな事は下で個別に触れますので
省略して、全体の雰囲気について・・・。
今回は以前書いたように初めて車体の高さを
僅かに詰めてあるのですが、思った以上に
ふっくらした印象となってくれました。
例によって車高も若干下げてあるので、
素組みより多少どっしりと安定感のある車両に
なったのではないかと思います。
先頭車はキットのままだと乗務員扉と一番
前寄りの客扉との間が若干短すぎる為、
こだわるのであれば中間車をベースに乗務員
扉を設けたほうが正確になると聞いた覚えが
あり、今回もそれを真似するか検討していた
のですが、当初の思いっきりこだわるという
製作方針が、途中から加工箇所を絞って、
確実に完成させる方向へと変わったため、
今回は通常の先頭車側板を用いて組み立てて
あります。
非冷房車独特のルーバーはタヴァサの2600形用
サッシの付録パーツによるものですが、上記の
ような都合により、左右に若干ゆとりのない配置
となってしまいました。

ただ、以前から気になっていた“乗務員扉と前面
の間が長すぎる”という点については、側板側の
乗務員扉より前を切り詰める事で修正を加えて
みました。単純に1mm程度切り落とした関係で
全長が僅かに短くなるため、前面との噛み合
わせや屋根・床板も併せて調整する必要が
生じますが、思ったよりヘンにならずに済んだ
のは幸いでした。
側面の行き先表示窓は、以前
製作した4000形と同様、プラ板と瞬着を併用
する方法にて埋めました。

側灯も位置を修正するため削ってあるほか、
ドアレールも例によってGMの金属箔ステッカー
による表現とするため、モールドはご覧の
ように削っておきました。この時代の場合、
クツズリは車体色なのでそのままにして
あります。
妻面の様子。
側面と同様の方法によって二段窓化して
ありますが、そのままだと窓自体が若干
小さいので、車体内側方向と下方向に
それぞれ拡大(元の窓枠モールドのライン
まで)してあります。幌枠も薄く削りました。

いつもであればステップ関係の作業は
箱組み後に行いますが、位置を決める
ための罫書きだけは箱になってからだと
やりにくいので、今回は組み立て前に
書いておきました。
以前製作した車両との比較。
右の5000形は手すりを交換したくらいで、
キットもともとの顔を生かしたものです。
左の4000形は窓周りに僅かに加工を加え
(詳細は4000形製作記参照)、行き先
表示窓をCPのFM用プレート車輪付属の
パーツに取り替えたものです。

5000(右)→4000(左)→2600(中央)の
順に加工の度合いが重くなっていきますが、
それだけ顔が変わっているのもお分かり
いただけると思います。また、2600形に
関しては上に書いたように、高さを若干
詰めた関係でふっくらした顔となっています。
まだまだ改善の余地はあると思いますが、
以前作ったものに比べれば随分進歩
したなぁと、自己満足に浸っています(´∀`*)
次に二段窓の比較も・・・。
まずは今回の2600形。
田の字型のサッシにこだわりました。
07年5月完成の4000形。
これは普通に不要サッシの削除と角窓化を
行ったところにキット付属の印刷窓を貼り付け
ただけのものです。
青みがかったガラス(客窓は本来透明)と
安っぽさが難点ではありますが、辛うじて
田の字型になってるし、そんなに
悪くもないと思います。
08年2月完成の5000形冷改車。
これも上の4000同様に印刷窓を使って
ありますが、窓の左右と真ん中の支柱を
それぞれ削り、窓自体をごく僅かに横方向へ
拡大しています。キチンと田の字型にするべく
試みた手法ですが、加工の均一さが保たれて
いないとご覧のように却って見苦しいです。
05年2月完成の5000形非冷房車。
確か初めてタヴァサのサッシパーツを使った
車両だったと思いますが、ご覧のように三の字、
或いは二の字型と言えそうな仕上がりとなり、
確かにスッキリした仕上がりにはなるものの、
リアルさという点では少し難があります。

余談ですが、細部へのこだわりは年々増して
いるものの、模型として見た場合の仕上がり
が年々下がっているのには困ったものです。
今回並べた3種類の電車も、新しくなるほど
模型的な出来は悪くなるという有様・・・。
模型に使う時間の減少と比例してダメに
なってる気がするので、ある程度のペースを
保つ事も必要なようです。
2009年1月31日

またしても久々の更新となりました・・・。

一応前回の更新時点で新宿方先頭車の
箱組みまで済んでいたのですが、あの後
どうにもあの車体の仕上がりが中途半端
に思えてきまして、今更ではありますが
結局当初検討していた中間車をベースに
した工法にて新しく作り直すことにしました。
とりあえず先日仕上げた車体からは前面
のみキレイに切り取って保管してあるので、
作業は側面から始める事となりました。

中間車をベースにすることによるメリット
としては、先頭車の車体をそのまま使った
場合、乗務員扉とその後ろの戸袋窓との
間隔が狭くなりすぎるのに対し、ここの
スペース配分が適切なものとなる事や、
側面のディテールが中間車と同一のもの
に揃えられる事(GMの5000/9000キット
は先頭と中間でドアHゴムを中心に多少
仕上がりに差がある。気になるレベルか
どうかは微妙ですが・・・)などが挙げら
れます。

作業は、まず側板端の客窓を埋める
ところからはじめました。今回は側面の
行き先表示窓を埋めてしまうのであまり
関係ありませんが、この窓を生かす場合
には加工する際、側板の向きに注意
する必要がありそうです。

窓埋めはタミヤの厚さ1mmのプラ板
にて行いました。
窓埋め部分に瞬着を盛り、紙やすり等で
表面を仕上げた後、実車写真や雑誌に
掲載された形式図を参考にして新たに
設ける乗務員扉の位置・大きさを決め
ました。
今回は鉄道ピクトリアルの別冊に掲載
されていた2600形登場時の記事にある
形式図を参考にしましたが、コレによると
乗務員扉は幅500mm、その後ろの戸袋
窓との間隔は405mmとなっていますので、
それを単純に150分の1にした数で製作
したんだったと思います。もちろん、
そんな超厳密ではないですが・・・。

位置等の下書きが出来たら、適当な径
のドリルにてご覧のように穴を開けました。
最上部の2つに関しては、扉開口部の隅
にあるRの表現を兼ねていますので、位置
決めは慎重にする必要がありますが、
こうして拡大すると微妙にズレてますね(汗)
今回の2600形と、4000形の一部は乗務員
扉の高さと客用扉の高さが多少違っている
ようですので(乗務員扉のほうが僅かに小さ
い)、そのように再現しました。
上の写真のように開けた穴同士を繋ぐ
ようにカッターの刃を入れ、適当なところで
折り取った後はひたすらヤスリで仕上げて
いきました。
上の写真のような状態になったところで、
今度は乗務員扉の脇にある手すりを設ける
ための欠き取りを作るべく、適宜位置決め・
下書きをし、カッターとヤスリにてご覧の
ように削りました。確か、乗務員扉の高さが
低い車両はこの手すりも長さが短い(青帯
より僅かに下くらいまでしかない・5000等は
もっと長い)作りになっているんだったと
思います。

とりあえず今のところはここまでしか作業が
できていませんが、今後、ここに扉を作って
取り付け、その後扉脇の手すりもプラ材等
で再現する予定です。


★・・・2009年5月16日
二度目の車体もダメにしましたorz
三度目の車体でようやく先が見えてきましたので、
そろそろ長くなってきたこのページから仕切り直し編へ移行します。
今後の更新は仕切り直し編のほうで行ないますので、引き続きご笑覧いただければ幸いです。


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