基本的な構成
グリーンマックス(以下GM)から発売されている
小田急5000形キットを元に少しだけ改造して製作しました。
GMからはこの5000形キットのほかに9000形キットも
発売されていますが、基本的にはどちらも9000形風の
側板などが成型されたランナーが入っているので、
2600,4000,5000形を作る場合にはキットの側板そのままだと
窓隅に9000,5200形のようなRが付いてしまい、
多少感じが変わってしまいます。
そこで、このRをカッターやヤスリを使って慎重に削り取り、
更に窓の上側にあるサッシもヤスリで丁寧に削って
四隅を直角にしてみました。
これは全車共通の作業です。
これでも窓中央の柱が若干太かったりして多少実車とは
雰囲気が異なるのですが、あまり難しい工作をして
失敗、あるいはめんどくさくなって完成させられなくなると
困るので今回は省略しました。
台車、動力、パンタグラフなどは全てキット指定の物で、
台車・動力が小田急FS、パンタグラフがPT42です。
塗装もキットの指定色でアイボリーがGM21番(小田急アイボリー)、
ブルーの帯がGM22番(小田急ブルー)、屋根・台車がGM14番(灰色9号)、
床下機器がGM10番(黒)、表面保護の透明塗装がGM44番(半光沢クリア)です。
今回は第1編成の新車当時の形で製作してみました。
昭和44年に製作され、その2〜3年後には冷房取り付け工事が行われたので、
実車がこの形で走っていた期間はあまり長くなかったようです。
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| 画像はクリックすると拡大できます。 |
 | 先頭車2両の前面周りです。 手前が新宿方先頭車のクハ5051、奥が小田原方先頭車の クハ5151です。 どちらも手すりのモールドを削り、クロスポイントの 金属製小田急手すりパーツを取り付けています。
ヘッドライトレンズは取り付け孔を開けた後、タヴァサの 250W用ライト用レンズを少しだけ削って取り付けました。 裏側からペイントマーカー(百均で買ったもの)のインクを 面相筆で塗って実車のキラキラした反射鏡の再現を 試みましたが、効果はいまひとつのようです。
前面窓のガラスは他のGMキットに入っている 塩ビシート(5000形キットの物は厚すぎるため 使いませんでした)を窓の開口部の大きさ ピッタリに切り出して糸状に伸ばした ゴム系接着剤で接着しました。ワイパー、ジャンパ栓、 ジャンパコードなどはプラ板やランナー引き伸ばし線を 使った自作部品です。 方向幕は鳳車輌製造の小田急用を使いました。 種別幕もこれを使いたかったのですが、 キットのモールドとは大きさが合わないため断念し、 キットに入っていたステッカーから急行幕を 切り取って貼り付けています。 |
 | 中間車のパンタグラフ周りです。 配管はいつも通り実車資料を参考にランナー引き伸ばし線を ピンセットで曲げて製作し、配管止めの金具は薄いプラ板を 炙って延ばし、薄くしたものを細切りにして接着しました。 配管に関しては実車がこの形だった期間が大変短いため 中々資料が見つからず結局想像で作りました。 ご覧の通り、パンタグラフより妻板側が2600形や4000形の 非冷房時代と同じで、パンタグラフより車体中央側が 冷房改造後の5000形とほぼ同じという配置です。
ランボードはこの時代の5000形は脚つきのタイプが 取り付けられていたようでキットのパーツとは 形が違うため、キットのパーツを千切りにして それを脚として利用し、ランボード本体は0.3ミリプラ板を 適当な幅に切り出して作りました。 幅はもう少し細くしたほうが良かったようです。
ヒューズボックスと避雷器はキットのパーツを使用しましたが、 ヒューズボックスはバリ(?)がひどく、かなり変形しているので ヤスリで修整しました。
パンタグラフはそのままでも良さそうでしたが、 ギラギラしている部分を少し落ち着いた感じに するために銀色を吹き付けました。 パンタグラフの下に取り付ける板バネも目立たないように 屋根と同じ色に塗装しています。 |
 | 連結面側妻板の様子です。 実車の妻板には昇降ステップが取り付けられているので、 模型でも再現する事にしましたがきちんとコの字型に浮いたパーツに 取り替える気力は無かったので、ランナー引き伸ばし線を短く 切った物を接着して済ませました。 このステップは基本的には左の画像の一番右側の 並び方なのですが、屋根から配管が下りてくる側の 妻板と新宿方先頭車の妻板は左の画像の左側2両 のように窓の上下に左右合計4つが取り付けられています。 その為、模型でもそのように再現しましたが、新宿方先頭車の 妻板に関しては正直この並び方で正解なのか自信がありません。 というのは確か2600形の新宿方先頭車の妻板は一番右側の 車両のように左右に6個ずつステップが取り付けられて いたような記憶があり、もしかしたら5000形も昔は 左右6個ずつで、更新時などに現在の2個ずつに 変更されたのかもしれないためです。 実際のところどうだったのかご存知の方が いらっしゃいましたら是非ご教授お願いします。 |
 | 屋根の様子です。 ベンチレータはキットに入っているものを丁寧に バリを除去して使用しました。
扇風機カバーはタヴァサから発売されている2600/5000形用 扇風機カバーパーツを使用しましたが、非冷房車の場合 もっと薄いタイプの物が付いていたそうで、 模型で再現するなら4000形用として発売されているパーツ のほうを使うのが正解のようです。 |
 | 更新前の5000形(5063〜5065を除く)の特徴だったという側面の ランプ切り替え式種別表示機は、キットのモールドを 実車写真などを参考に一部をプラ板や瞬着・パテなどで 埋めて、塗装後に鳳車輌製造のステッカーを 貼り付けました。 これは前面にも使ったステッカーの隅に 印刷されていて、同じ大きさで「準急」表示の物も 用意されています。 ちょっと高価な気もしましたが、キレイな仕上がりで 本当に色々な種別や行き先などが入っているので オススメのステッカーです。
側灯はキットのモールドは9000形風の配置なので 削ってしまい、実車写真を参考に位置決め をした後ランナー引き伸ばし線を薄くスライスしたものを 接着し、仕上げ段階でクリアレッドを筆塗りしておきました。
窓サッシはタヴァサの小田急2600形用を使っています。 車体に取り付ける前にプライマー筆塗り→銀色吹きつけ→ 透明塗装の順で塗装を済ませておき、仕上げ段階で 取り付けました。 |
 | 先頭部の床下です。 連結器はキットに入っているものを電連を切り取ってから接着し、 その下に付く胴受けは小田急1000形キットの余りを取り付けました。 乗務員用ステップはタヴァサの新型国電用で、排障器も タヴァサのパーツです。 これは台車などと同じ明るい灰色に塗装しています。
なお画像には写っていませんが、乗務員用扉後ろの ルーバーはタヴァサの2600形用サッシパーツに入っている物を ゴム系接着剤で仮止めした後瞬着で完全に固定しました。 |
 | 今回は床下機器を実車写真を参考に並べ替えましたが、 その実車写真を見ているときに中間車の床下にも 先頭車の乗務員用ステップのようなものが取り付けられて いるのがわかり、早速再現を試みてみました。 これは床下機器取り付け用の窪みをステップ取り付け部分だけ プラ板などで埋め、その後取り付け用の孔をあけて パーツを差し込みました。
両開きドアの合わせ目には専用薄め液で薄めた エナメル系塗料の艶消し黒を面相筆で流し込んで 戸当たりゴムを再現しています。 また、画像ではわかりづらいですが、戸袋窓だけは 少し青っぽいプラ板を貼って実車同様他の窓との 微妙な差を再現してみました。 これは5000形キットに入っているサッシ印刷窓の一部を 切り取って接着したものです。 |