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■ 小田急5000形(5051F)






一時期、とにかく細かい部品を付けることばかりを考えて車体の組み立て・加工や塗装などの
基礎的な作業が雑になりがちになっていたので、ある程度は作りこむものの基礎的な作業を
丁寧にすることを一番の目標として何か作ろうと思い、短めの編成でまとまることなどから
5000形の4両編成を選びました。
上で書いたとおり基礎的な作業を丁寧にやるのが目標だったのでほぼ素組みですが、
側面窓のサッシや扇風機カバーなど目立つ部分には金属パーツを使い、一手間かけてみました。

相変わらず塗装が苦手で、失敗して再塗装した車両もあり、
またいつものように(?)細かな失敗もありますが、
今までの自分の作品に比べれば多少はマシなものになったかなと思います。

このページではこの作品について色々と書いてみたいと思います。
是非ご覧下さい。





基本的な構成

グリーンマックス(以下GM)から発売されている
小田急5000形キットを元に少しだけ改造して製作しました。

GMからはこの5000形キットのほかに9000形キットも
発売されていますが、基本的にはどちらも9000形風の
側板などが成型されたランナーが入っているので、
2600,4000,5000形を作る場合にはキットの側板そのままだと
窓隅に9000,5200形のようなRが付いてしまい、
多少感じが変わってしまいます。
そこで、このRをカッターやヤスリを使って慎重に削り取り、
更に窓の上側にあるサッシもヤスリで丁寧に削って
四隅を直角にしてみました。
これは全車共通の作業です。
これでも窓中央の柱が若干太かったりして多少実車とは
雰囲気が異なるのですが、あまり難しい工作をして
失敗、あるいはめんどくさくなって完成させられなくなると
困るので今回は省略しました。

台車、動力、パンタグラフなどは全てキット指定の物で、
台車・動力が小田急FS、パンタグラフがPT42です。
塗装もキットの指定色でアイボリーがGM21番(小田急アイボリー)、
ブルーの帯がGM22番(小田急ブルー)、屋根・台車がGM14番(灰色9号)、
床下機器がGM10番(黒)、表面保護の透明塗装がGM44番(半光沢クリア)です。

今回は第1編成の新車当時の形で製作してみました。
昭和44年に製作され、その2〜3年後には冷房取り付け工事が行われたので、
実車がこの形で走っていた期間はあまり長くなかったようです。
画像はクリックすると拡大できます。
先頭車2両の前面周りです。
手前が新宿方先頭車のクハ5051、奥が小田原方先頭車の
クハ5151です。
どちらも手すりのモールドを削り、クロスポイントの
金属製小田急手すりパーツを取り付けています。

ヘッドライトレンズは取り付け孔を開けた後、タヴァサの
250W用ライト用レンズを少しだけ削って取り付けました。
裏側からペイントマーカー(百均で買ったもの)のインクを
面相筆で塗って実車のキラキラした反射鏡の再現を
試みましたが、効果はいまひとつのようです。

前面窓のガラスは他のGMキットに入っている
塩ビシート(5000形キットの物は厚すぎるため
使いませんでした)を窓の開口部の大きさ
ピッタリに切り出して糸状に伸ばした
ゴム系接着剤で接着しました。ワイパー、ジャンパ栓、
ジャンパコードなどはプラ板やランナー引き伸ばし線を
使った自作部品です。
方向幕は鳳車輌製造の小田急用を使いました。
種別幕もこれを使いたかったのですが、
キットのモールドとは大きさが合わないため断念し、
キットに入っていたステッカーから急行幕を
切り取って貼り付けています。
中間車のパンタグラフ周りです。
配管はいつも通り実車資料を参考にランナー引き伸ばし線を
ピンセットで曲げて製作し、配管止めの金具は薄いプラ板を
炙って延ばし、薄くしたものを細切りにして接着しました。
配管に関しては実車がこの形だった期間が大変短いため
中々資料が見つからず結局想像で作りました。
ご覧の通り、パンタグラフより妻板側が2600形や4000形の
非冷房時代と同じで、パンタグラフより車体中央側が
冷房改造後の5000形とほぼ同じという配置です。

ランボードはこの時代の5000形は脚つきのタイプが
取り付けられていたようでキットのパーツとは
形が違うため、キットのパーツを千切りにして
それを脚として利用し、ランボード本体は0.3ミリプラ板を
適当な幅に切り出して作りました。
幅はもう少し細くしたほうが良かったようです。

ヒューズボックスと避雷器はキットのパーツを使用しましたが、
ヒューズボックスはバリ(?)がひどく、かなり変形しているので
ヤスリで修整しました。

パンタグラフはそのままでも良さそうでしたが、
ギラギラしている部分を少し落ち着いた感じに
するために銀色を吹き付けました。
パンタグラフの下に取り付ける板バネも目立たないように
屋根と同じ色に塗装しています。
連結面側妻板の様子です。
実車の妻板には昇降ステップが取り付けられているので、
模型でも再現する事にしましたがきちんとコの字型に浮いたパーツに
取り替える気力は無かったので、ランナー引き伸ばし線を短く
切った物を接着して済ませました。
このステップは基本的には左の画像の一番右側の
並び方なのですが、屋根から配管が下りてくる側の
妻板と新宿方先頭車の妻板は左の画像の左側2両
のように窓の上下に左右合計4つが取り付けられています。
その為、模型でもそのように再現しましたが、新宿方先頭車の
妻板に関しては正直この並び方で正解なのか自信がありません。
というのは確か2600形の新宿方先頭車の妻板は一番右側の
車両のように左右に6個ずつステップが取り付けられて
いたような記憶があり、もしかしたら5000形も昔は
左右6個ずつで、更新時などに現在の2個ずつに
変更されたのかもしれないためです。
実際のところどうだったのかご存知の方が
いらっしゃいましたら是非ご教授お願いします。
屋根の様子です。
ベンチレータはキットに入っているものを丁寧に
バリを除去して使用しました。

扇風機カバーはタヴァサから発売されている2600/5000形用
扇風機カバーパーツを使用しましたが、非冷房車の場合
もっと薄いタイプの物が付いていたそうで、
模型で再現するなら4000形用として発売されているパーツ
のほうを使うのが正解のようです。
更新前の5000形(5063〜5065を除く)の特徴だったという側面の
ランプ切り替え式種別表示機は、キットのモールドを
実車写真などを参考に一部をプラ板や瞬着・パテなどで
埋めて、塗装後に鳳車輌製造のステッカーを
貼り付けました。
これは前面にも使ったステッカーの隅に
印刷されていて、同じ大きさで「準急」表示の物も
用意されています。
ちょっと高価な気もしましたが、キレイな仕上がりで
本当に色々な種別や行き先などが入っているので
オススメのステッカーです。

側灯はキットのモールドは9000形風の配置なので
削ってしまい、実車写真を参考に位置決め
をした後ランナー引き伸ばし線を薄くスライスしたものを
接着し、仕上げ段階でクリアレッドを筆塗りしておきました。

窓サッシはタヴァサの小田急2600形用を使っています。
車体に取り付ける前にプライマー筆塗り→銀色吹きつけ→
透明塗装の順で塗装を済ませておき、仕上げ段階で
取り付けました。
先頭部の床下です。
連結器はキットに入っているものを電連を切り取ってから接着し、
その下に付く胴受けは小田急1000形キットの余りを取り付けました。
乗務員用ステップはタヴァサの新型国電用で、排障器も
タヴァサのパーツです。
これは台車などと同じ明るい灰色に塗装しています。

なお画像には写っていませんが、乗務員用扉後ろの
ルーバーはタヴァサの2600形用サッシパーツに入っている物を
ゴム系接着剤で仮止めした後瞬着で完全に固定しました。
今回は床下機器を実車写真を参考に並べ替えましたが、
その実車写真を見ているときに中間車の床下にも
先頭車の乗務員用ステップのようなものが取り付けられて
いるのがわかり、早速再現を試みてみました。
これは床下機器取り付け用の窪みをステップ取り付け部分だけ
プラ板などで埋め、その後取り付け用の孔をあけて
パーツを差し込みました。

両開きドアの合わせ目には専用薄め液で薄めた
エナメル系塗料の艶消し黒を面相筆で流し込んで
戸当たりゴムを再現しています。
また、画像ではわかりづらいですが、戸袋窓だけは
少し青っぽいプラ板を貼って実車同様他の窓との
微妙な差を再現してみました。
これは5000形キットに入っているサッシ印刷窓の一部を
切り取って接着したものです。




長くは見られなかった非冷房仕様の5000形。
明るいカラーリングということもあってか、とても軽快な雰囲気です。


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