| ■ 基本的な構成 ベースはもちろんグリーンマックス(GM)の5000形キットです。 もともとは04年冬頃に5000形5051Fを作ろうとした時のもので、 それに失敗したため結局5051Fは新しくキットを用意して無事完成し、 余剰となった失敗車体に新品中間車を2両追加のうえ05年春頃 2600形2657Fへ転用、そして追加した分の中間車を抜き取った 4両分の車体を今回の5056Fに再転用・・・という、なんとも 波乱万丈な(?)経歴をたどったシロモノです(^^;) 基本的なつくりは5051Fと同じなのですが、5056Fへの改造時に 初めての試みとして側面の客窓の左右と中柱をコンマ数ミリずつ 削り広げてみました。もともとここにはタヴァサのサッシを付ける 予定だったのですが、ただ角窓化しただけのところにこのサッシを 取り付けてしまうと、縦のサッシがほぼ見えない、いわゆる「三の字型」の サッシとなってしまい(5051F参照)、いまいち実車のイメージとは違います。 実車は字の通りホントに「田の字型」のサッシとなっており、個人的には マイクロエースの2600形などの表現(一部ではオーバーであるとの声も ありますが)が丁度良いのではと感じています。 今回ははめ込みガラス化まではできないので、マイクロエースのような表現には できませんが、少しでも改善できればということで、今回のように窓そのものを 僅かに削り広げるという工法とすることに落ち着きました。ただ、車体の仕上がりが 思わしくなく、そこにタヴァサのサッシを付けるのが惜しくなったので(←ケチ!)、 キット付属のサッシ印刷窓を使ってあります。もっとも、付けてみると立体感こそ やや不足しているものの、サッシの形自体はタヴァササッシよりもよりハッキリと 田の字型となっており、雰囲気は悪くないのでは・・・と感じているところです。 台車は5200形と揃える為に、GMの小田急FSとタヴァサのFS375台車枠を組み合わせた ものを使い、パンタグラフも5200と同じTOMIXのPT7113-B(LSE更新車用)を取り付けてあります。 今回は動力無しとしてある為、走らせるときには他形式に引っ張ってもらうことになりそうで、 それに備えて両先頭車にはTNカプラーを取り付けてあります。もっとも、新宿方先頭の連結器は 使わないのを想定して色差ししちゃいましたけどね・・・。 中間の連結部分にはKATOの密連型KATOカプラーを使っています。 塗装は帯色のみクロスポイントの102番スプレー、床下機器は筆塗りとしており、 他はエアブラシにてアイボリーがGM21番(小田急アイボリー)、クリアがGM44番(半光沢)、 屋根・台車・スカートがGM14番(灰色9号)+フラットベース、クーラーがGM9番(ねずみ色1号) ・・・という具合に塗装しました。ただ、数をこなしていない事もあってか、まだまだエアブラシの 扱いは不慣れで、とくにアイボリーは微妙に暗い仕上がりとなってしまいました。 せっかく塗膜が薄いんですから、ここは間に白を挟むべきでした。 次回以降はその方法で仕上げてみようと思います。 | |
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![]() | 新宿方先頭車(左)と小田原方先頭車の先頭部分。 基本的に凝った工作はしていないのですが、 ヘッドライトレンズはタヴァサのPN-022(250WレンズA)を キラキラ化加工を施した上ではめ込んであり、標識灯は タヴァサPN-032(私鉄用種別識別灯)を取り付けてあります。 標識灯のほうは5200形同様、レンズを短くカットした上で 外側からはめ込んであります。実車の標識灯のレンズが フチよりも出っ張っているのを再現するためですが、微妙に すっきり感に欠ける仕上がりな気もします。 手すりは2657F時代に使っていたクロスポイントの 小田急用をそのまま流用していますが、貫通扉脇の 手すりから伸びる棒(青帯にかかる部分・いつも一旦 切り取って、仕上げ段階で取り付けている)は失くして しまったので、0.2ミリの真鍮線で代用してあります。 種別・行き先表示窓は今回の改造時に取り付けた もので、クロスポイントのFM用パーツを取り付けて あります。 無線アンテナはクロスポイントのFMキットのものを GM21番とMr.Color115番に塗り分けたもの、 信号炎管はKATOのパーツで無塗装です。 |
![]() | 正面から見た様子。 前面の窓ガラスも5200形同様、5000形キット付属の サッシ印刷窓余白から切り出したものを、断面を黒く 塗った上ではめ込んであります。今回は断面の 黒塗装をガンダムマーカーでやってみましたが、コツを 掴めないと筆塗りよりも却って難しいかなという気が しました。ワイパーは両方とも銀河で、シングルアーム のほうがN-039、ダブルアームがN-040です。 種別幕・新宿方の方向幕はGMの小田急用ステッカー (現行品)、小田原方先頭車の方向幕は07年のJNMA にて販売されていた鳳車輌のステッカーから“大和”を 選んで貼り付けてあります。仮にこの行き先の電車が できても、4連の小田原方先頭車が先頭に立つことは ないはずですが、まぁちょっとしたお遊びってことで(^^ゞ 車番は前面・側面ともにタヴァサの5200形用を並べ替え て転写してありますが、とにかく不器用なのでキレイに 文字を並べられず、ご覧のとおりの仕上がりとなって しまいました・・・orz |
![]() | 小田原方先頭車の先頭部分をサイドから。 今回5000形への改造時に乗務員扉後ろの戸袋窓は、 削り広げた上で余剰車体から切り出したHゴムを はめ込んであります。些細なことですが、思ったより 効果があってちょっとニヤニヤ・・・。 その戸袋窓の前には、前述の鳳車輌製ステッカーに 収録されていた開業80周年記念ステッカーを貼って あります。一枚につき1両分(8000以降用の大判 タイプと5000用が各1両分)のみの収録なので、 何に貼ろうか非常に迷ったのですが、当分の間 このステッカーを使うような車両の製作計画はないし、 何より使ってみたいし・・・ということで、早速貼り付け となりました。たぶん今後製作する1700か3000も このステッカーを付けて完成するかと・・・(-∀-) 乗務員扉のガラスには、ジオマトリックスのインレタを 転写してあります。今まで省略してきた部分ですが、 今回は、そういえば買ってあったなと思い出して 転写してみました。 |
![]() | 先頭車の連結面側妻板。右が新宿方先頭車です。 基本的に大きな改造はしていないのですが、 新宿方先頭車のほうはステップの配置が多少 異なるため、一旦キレイにした後改めて付け直して あります。ステップ自体はいつも通りランナー 引き伸ばし線です。 今回も5200形と同じように車高を下げていますが、 その5200形では妻板の裾にカプラーの“逃げ”を 作っていなかった関係で、微妙にカプラーと妻板の 裾とが触れ合う状態となってしまった為、今回は 対策として裾に逃げとなる切り欠きを設けてあります。 ただ、手始めに新宿方先頭車からこの加工を初め、 その後微妙にこの電車の製作から離れていたため、 その間にこの加工をやってた事をすっかり忘れたまま 塗装してしまい、他の車両の加工をし忘れたことに 気づいたのは完成間近の頃・・・ ホントに何やってんだかなぁという感じです(苦笑) 辛うじてカーブ通過に支障はありませんが、後述の ランボード取り付け忘れとか、塗装中に側灯が 外れてどっかいっちゃったのに気づかなかったとか (もちろん後で修復)、そんなヘマをいっぱいやらかして いまして、集中力切らすとこうなるんだなぁという 結果になりました(^^;) |
![]() | 側面窓の様子。 前述の通り、今回、二段窓にはキット付属のサッシ 印刷窓を使ってあります。取り付けが雑ですが、 まぁ窓を削り広げた事で多少は理想の田の字型に 近づいたので、無駄な労力でもなかったかと、少し ホッとしているところです。特に中柱に関しては、 元々の状態(あくまでも9000・5200あたりの中柱)が かなり太い事がわかりましたので、今後はこれだけでも ちゃんとやろうかと考えています。 ドアレールとクツズリはこれもいつものように印刷を 剥がしたGMステッカーです。私はいつもHゴムなど との位置関係を目安に貼っていますが、ちゃんと 寸法を測ってやればもっと均一に仕上がるかと思います。 ・・・わかっているのにやらないのは何故か? それは私が適当だから(-∀-;) |
![]() | 中間車のパンタ側妻板。 どちらも配管は全て引き直してあるほか、 妻板自体も切り取って新品に交換してあります。 種車とした2657Fが更新後の仕様で製作したもの であった為、妻板そのものの形は同じ=他の妻板 は未交換なのですが、デハ2607とサハ2657の出来 が悪かったため、自然と種車はデハ2707、デハ2807 となりました。このうち後者は貫通扉を取り付けた関係で 妻板の形自体が変わっていたため、元の形に戻すため には妻板交換が必須となりましたが、今回種車に しなかった分も含め、2657Fとして製作した際、パンタ側 の妻板は手を抜いて配管モールドのある物を使った為 どの道仕上がりが気に入らず、結局2両ともパンタ側だけ 新しい妻板にすることとなりました。 配管は妻板から屋根上にかけて一体となっており、 いつものようにランナー引き伸ばし線を曲げて作って あります。配管止めも同じく炙って薄く延ばしたプラ板に よっています。 |
![]() | この画像は拡大できません。 改造中の様子。 プラモデル用接着剤でガッチリと接着してあったので、 旧妻板の取り外しには苦労しましたが、まずは大体の 部分を外してしまうようにして、残った部分はヤスリなどで 地道に削り取る方法を採ると安全かなという気がしました。 それにしてもこの画像を撮ったのは06年12月・・・ 何だかんだでもう丸一年以上前なんですよね(汗) |
![]() | パンタグラフ周りの様子。 配管は前述の通りランナー引き伸ばし線ですが、 この配管を引いてから半年以上全く手をつけない状態が 続きまして、途中で段々やる気が萎えてしまい、ヒューズ ボックス付近などはかなり簡素なつくりに留めています。 また、扇風機カバーの位置が今ひとつ怪しかったり、 ランボードを付け忘れたまま塗ってしまったり(後付けすると かえって雰囲気を壊すと考え結局省略)、ダラダラ製作の 悪い点が特に表れている部分でもあります・・・。 パンタグラフはTOMIXのPT7113-Bですが、実車を見ると 擦り板から伸びるパイプの両端が黄色となっているので、 GM12番(黄色5号)を差してあります。パンタ台はお手軽に プラ板に取り付け穴を開けただけのものです。 |
![]() | ちなみに今回、クーラーの通気口には 先日東急8500系製作記でも触れた“黒い金網” (ワークアソシエイション製・GM秋葉原やユザワヤ大和で 売ってるのを見かけました)を所定の大きさに切り出し、 それより一回り小さく切った両面テープで固定していますが、 切り口が鋭利になる関係で指の触れる角度が悪いとぺラッと 剥がれ落ちてしまう事がありました。ところが、それによって 剥がれた跡、つまり残った両面テープを見てみると、程好く 金網の黒がテープに転写され、これはこれで悪くない雰囲気に なりました。 今回は既に全てのクーラーに金網を貼ってしまった後で、 今更直すのもめんどくさいということで、この方法は採りません でしたが、2〜3箇所金網が剥がれてしまった部分は 違和感がないのをいいことにそのままにしてあります。 そのほか、今回は4000形4007F(2007年版)と同じように 雨樋の上面にはガンダムマーカーで黒を差し、両開きドアの 戸当たりゴムもスミ入れペンにて黒を色差ししてあります。 |
![]() | 当初計画していた連結。 3000+5000などの見た目的にアンバランスな連結も 小田急の楽しさの一つではありますが、5000系列だけは 個人的には統一された編成が好きで、5270Fを着工した 時点からこれをやりたいなと考えていたんですよね。 で、今回の5000形の完成が近づき、いよいよ実現・・・! となりかけたのですが、せっかく今塗るならやっぱり クロスポイントのロイヤルブルーを塗りたいと考え (それくらいあの塗料の色が好き)、結局連結した状態で これだけ色が違っちゃうのもナンだしなぁと言う事で あえなく10連計画は中止になったというわけです(^^;) ちなみにこうして比べてみると今回アイボリーが上手く 塗れなかった事もあって、こちらの色の差も激しく、 色に関してはほとんど別物になってしまいました。 せっかく台車も高いFS375を使って贅沢したのに 残念なところですが、まぁステンレス車と繋げれば 色の問題は多少何とかなるので、今回の5000は それらと繋げることになりそうですね。 |
![]() | 青帯3種類。 この3編成が現在完成済みの現行仕様車ですが、 見事に全部帯の色が違ってます(´∀`;) パッと見て大体どの塗料かお分かりになる方も 多いと思いますが、左から5056F(クロスポイント 102番・ロイヤルブルー)、5270F(GM22番・小田急 ブルー)、1063F(GM6番・青22号)・・・という具合です。 以前ロイヤルブルー塗料のレポートページでも書いたように、 画像での色と現物の色合いは多少違っており、特に102番は 画像に写っているよりもう少し深みのある色です。 如何せん5056Fのアイボリーの仕上がりがみすぼらしいので、 隣の5270Fのほうがよほどいい色のように見えてしまうのが この並びの難点ですね(^^;) |
![]() | 台車。 前述の通り、GMの小田急FSをベースにタヴァサの FS375台車枠を取り付けてありますが、これも いまいち集中しないで作業したので微妙に傾いていたり、 今ひとつな仕上がりです・・・。 |
![]() | 標記類。 今回車番とOERマークはタヴァサの5200形用(5270F 製作時の余り)を適宜並べ替えて転写してあり、 その他のステッカー類は現行品のGM小田急ステッカーを 使っています。 こういう細かな表示ステッカーの類が嫌いという声を チラホラ聞きますが、個人的には何となく“生きた車両”という 感じがして結構好きだったりします。昔の写真なんかを見ると 当時の電車のすっきり感に驚かされたりもするものですが、 模型で作る上ではこういうのがあったほうが楽しく、 現行仕様の車両を製作する際の小さな悦びとなっています(笑) |