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■ 小田急8000形 側窓加工のアイデア






小田急最後の鋼製通勤車である8000形。
製造時期がちょうど5200形と1000形に挟まれるような格好のため、
両者を足して二で割ったような(そこまで単純でもないですかね)独特のデザインです。
Nゲージの世界では、古くからグリーンマックス(以下GM)の前面・クーラーパーツが発売されていますが、
車体そのものはご存知のように2600からこの8000まで全て9000風のものから作る構成となっていて、
ちょっときついものがあるのも確かです(あの大らかさはある意味見習いたいものですが^^;)
特に、8000形に関しては改造の参考となる作例も他形式に比べてやや少なめな気がして、
私の大好きな“他人のマネ方式”が通用しづらいなどの理由から、製作をためらってきました・・・。

話は変わって最近、ひょんなことから1000形の側板だけを手に入れ、
足りない部品を追加購入して1000形を作ろうと、電卓を叩く事5分。
バルクパーツが割高なのは承知していましたが、最低限の材料だけを買い足しても
普通にキットを買ったほうが安いという事がわかり、1000の新造計画は白紙となりました。
そうなると扱いに困るこの側板。さてさて、どうしたものか・・・。
ここでお決まりの8000への転用を考えるわけですが、戸袋窓・ドア窓の大きさや車端など
意外と相違点が多く、そう簡単に改造はできないことはすぐにわかりました。
しかし客窓周りの雰囲気だけは、とても似ている・・・。そうだ、ここだけ切り取って使おう!

・・・まぁ、こんな感じで今回の加工がスタートしたのでした。
古くからあるものをいかにもな方法でまとめるやり方なので、もしかすると
とうの昔にやったよという方もいらっしゃるかもしれませんが、
とりあえずこの発見の喜びが抑えきれないので(笑、勢いに任せて
レポートページを書いてみたいと思います。ご笑覧下さい。





画像はクリックすると拡大できます。
この画像は拡大できません。

初っ端から拡大できない+非常にわかりにくい
画像で恐縮ですが、実車はご覧のようになって
います。車体色のほか、戸袋とドアの窓も
1000形のほうが大型となっていますが、
開閉可能な客窓に関してはあまり差がない
(というか共通?)ように見えます。ただ、
1000形が窓枠・車体共に銀色で、窓枠が
あまり目立たないのに対し、8000形は
車体がアイボリーで塗装されているため、
このように窓枠の銀色がそこそこ目立って
います。また、この画像ではわかりにくい
のですが、8000形の実車の窓枠を
よく見ると、車体との間に何やら黒系の
色をした充填材(?)が入っていて、
それも結構目立ちます。
さて、話は模型に移りますが・・・いきなり
1000形ファン(私もですが)にはきつい画像ですみません。
一応今回工作はこのような感じで進めました。
言うまでもなくこれは窓枠を切り出している作業の
様子ですが、一番上に写っているように、切り出し
作業後の窓枠は最強に細く脆いです。そのため、
初めからこのように切り出すのは無茶と考え、
ご覧のようにまずは窓枠の周りをニッパーで
ざっくりと切り取り、ここからカッターで不要部分を
細かく切り落としてくようにしました。画像の側板は
いかんせん大雑把すぎますが、少しでも無駄を
省こうとしてお目当ての窓枠を壊してしまっては
元も子もないので、思い切って作業しました。
ちなみに、ご覧のようにとてつもなく細くなるため、
切り出し後の整形は最低限に抑え、ヤスリの使用も
避けたほうが良さそうです(ゴシゴシやっているうち
に窓枠がグニョグニョ曲がり、さらにはポキっと・・・
まさにそれをやりました・汗)
切り出し後の窓枠。
車体に取り付けるまでは相当もろいので慎重に扱いますが、
それでもこれだけ細いとすぐに多少の曲がりは出て
しまうので、それは適宜ピンセットなどで修正しておきます。
ただ、あまり何度も直すとプラに疲労がたまって折れやすく
なりそうなので、なるべく車体取付直前に直し、修正後は
すぐに車体にくっつけてしまうのが良さそうです。

ちなみに今回はこの状態で銀色に塗装しておきました。
車体側は、元の窓枠や中柱を切り取り、更に窓自体も
1000の窓枠がうまく収まるようヤスリなどで拡大します。
そして、今回はその状態で塗装しました(急いで作った
試作側板につき、工作・塗装がとても雑なのはご容赦
下さい・・・)
そして窓枠を取り付けた様子。
あの細い窓枠を傷つけずにここまで作業するのは
なかなか大変そうですが(今回は一個でしたが、
編成となると数十個ですし・・・)、個人的には
苦手な色差しを、少なくともこの部分だけでも
やらなくて済むのと、実車の窓枠の後付感(隙間が
前述の充填材に見えなくもない)が割とよく出る気が
するのとで結構気に入りました。ただ、ご覧のように
窓枠が曲がっていたりするととてもカッコ悪いので、
そこは気をつけないとダメみたいですね・・・。

ちなみにこの画像を見ていて気付きましたが、
やはりこのキット、8000とするには微妙に幕板が
狭いですね・・・。以前どこかでこの指摘をきいて
なるほどと思ったのですが、実際やってみると
確かにという感じです。実車は客窓上辺と戸袋窓
上辺とがこんなに食い違ってはいないので、
前述の、窓を削り広げる段階で、窓枠の取付
位置を若干低めに(わかりにくくてすみません・・・)
調整するなどしておくといいのかもしれません。
ちなみに、窓枠は側板表面とほぼツライチになる
ように取り付けます。画像の側板は、窓枠が微妙に
曲がっているせいで浮いて見えますが・・・。
この画像は拡大できません。

裏側も、ガラスを貼る関係でツライチとする
必要がありますが、特に厚みの調整などは
必要ないように思えました。
写し方を変えて更に一枚(笑
前述の通り窓枠が微妙に曲がっていたり幕板が
狭かったり、また、側板側の窓の拡大が雑だったり・・・と、
およそ完璧とは言いがたいものですが、それでもそこそこ
8000っぽくなったように見えませんか?ちなみに、
車端側の窓は参考用に従来の銀を筆塗りする方法で
仕上げてみました。私は色差しが大の苦手なので、
他の方が作業されればもう少しマシなものになる
のかもしれませんが・・・。
最後にもう一枚だけ・・・。
地味に触れてなかった戸袋窓は、OdakyuModelsFactoryの
8000更新車製作記を参考にさせていただいてちょっと拡げて
ありますが、こっちも作業が雑なので全然見栄えが
しませんね・・・。今度から丁寧にやります。
車体中央側のほうは、枠の周囲を彫りこんでみたりしましたが、
こっちは更にひどいことになったため、今後は多分やらないと思います。


以上、色々と書かせていただきましたが、いかがでしょうか。
往年の各種イベント塗装などのほか、今年度には4両編成の更新もはじまる事が発表されている為、
ますます楽しくなる形式だと思います。製作の際の参考にしていただけましたら幸いです。

ちなみに私は、今回のコレを発見した事でようやくこの電車の製作を決定しました。
細かな仕様は全くの未定なのですが、当初はまぁ1編成だけ・・・と思っていたのに、
最近になって1000形ワイドドア車のキットを買っちゃったんですよね。
熱心な小田急モデラーの方々には、これがどういうことかすぐにおわかりいただけるかと(^^;


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