![]() | 2008年8月2日 晩秋の着工以来、のろのろと製作を続けるうちに とうとう夏本番となってしまいましたが、 時間の関係で一番不向きな梅雨時に一気に塗装が 進みましたので、今更ながらご紹介致します(´∀`) 大まかな流れとしては青帯発色用の白(GM37番) →帯の水色(Mr.Color34番+GM37を1.5:0.5くらい で調合)→銀(GSIのスーパーステンレス)→表面保護 のクリア(GM40番)・・・といった感じです。非冷房時代 の実車は帯の水色がかなり薄い色だったらしく、 当時の写真を見ると確かに晩年の鮮やかなブルーとは かなり異なる印象の色ですが、一方で模型としての 見栄えや個人的な好みもあり、結局やや鮮やか過ぎる かなと思いつつベースにはMr.Colorの34番(晩年の ブルーに丁度良いほどの鮮やかさ)を使い、比率も ブルーを強めに調整しました。銀を塗り重ねるまでは どんな雰囲気になるかイマイチ読めなかったので、 ドキドキしながらマスキングを剥がしていったのですが、 思ったよりは違和感なく仕上がったかな〜なんていう 気がしています。銀に使ったスーパーステンレスの 質感共々、塗装自体に関しては中々満足な結果 となりました。 ただ、この塗装で一気に製作のモチベーションを 下げてくれる事態も発生し・・・。まぁ、下でも詳しく 書きますが、今回の目玉である前面帯の細帯化に 伴って自分で引き直したコルゲートが、ギラギラした 銀のおかげもあって粗の目立つものに なっちゃったんですよね・・・。部分が部分だけに これは中々ショックでした(つД`) |
![]() | ちなみに実車をよく見ると帯は板状のもので、 帯自体はドアにも回っているものの、その両端では 少しだけ途切れています。部分としては模型で 言えば吹き込み防止の為にマスキングテープに 切り込みを入れる部分にあたるので、ついでに それを再現してみようかとも思ったのですが、 一方で余程クッキリした塗り分けができない限り 却ってみすぼらしくなることも予想され、迷った 挙句省略したのでした・・・。塗り上がったものを 見てみると、やっぱりちょっと帯に連続感がありすぎ かな〜という感じもしますが、いかがでしょうか・・・。 それにしてもモールドのコルゲートは非常に繊細で、 今回のように輝きの強い銀色を塗るとそれが なおさら引き立ちます。逆に自分で引いたコルゲートは その粗さが引き立ってしまったわけですが、そういう 加工のない電車に使う分にはより満足感が得られる事 と思われ、近々着工予定の東急8500や営団3000の 製作が楽しみになってきました(゜∀゜) |
![]() | 問題の前面。撮り方でも随分見た目が変わるので、 少しでも粗の目立たない光の当て方をしました(苦) もっとも、一番問題なのは乗務員扉の前の部分の コルゲートなんですけどね・・・。 とりあえず色を塗り終わったら、まずは別に塗って おいたライト類の取り付けを行いました。これは 車体のギラギラした銀色とは少し違う、落ち着いた 銀色のように思われたので、プライマー処理の後 Mr.Colorの8番を筆塗りしてあります。ヘッドライト のレンズは例によってキラキラ化加工を施して ありますが、今回も中々効果を上げてくれました。 若干仕上がりにバラ付きがあるので、これの改善 が今後の課題ですかね。 前面窓はもう少し小さくてもいいかな〜という気も しますが、今回は灰色Hゴムということもあって 幾らか小さめに見えるようにはなったようです。 運行番号は詳しくないので当時の写真を参考に 適当に貼り、方向幕は西側先頭(Mc5000)は中野、 東側先頭(Tc5800)は竹橋をそれぞれキット付属 ステッカーから切り出して貼り付けました。今回は 昭和41年製造の電車の新車当時をプロトタイプ としているため、その時代設定が際立つ行き先 として竹橋を選びましたが、ものの本によれば 国鉄乗り入れは竹橋開業から半年ほど後の 大手町開業時に開始との事なので、西側は ちょっと普通すぎる行き先になってしまいました。 最初は「荻窪」なんて考えてたんですよね・・・。 キットのステッカーには入ってないので、丸ノ内線 旧型車の幕をサイズ調整して使えないかな〜とか 考えてたんですけどね・・・。 |
![]() | 前面以上に問題な乗務員扉周辺のコルゲート。 もうボロボロですね・・・(つД`)頑張ったのに・・・。 細部への色差しはHゴムにGM14番(灰色9号)と 37番(白)を適当に混ぜたもの、サッシにMr.Color の8番を面相筆で塗ってあります。今回は使った 銀色が、割と暗く見える事の多い色なので(うまい 光の当たり方をした時だけキラリと光る)、Hゴムは ある程度明るい色にしたほうが目立つだろうと 考えて白を混ぜましたが、これは当たりだったかな と思います。ただ、両開き扉の戸当たりゴムは、 黒Hゴムのような丁度良いペン等も見当たらない ため、近々薄めたエナメル塗料でも流し込んで 再現しようかと考えているところです。 サッシは何の工夫も凝らしていませんが、ガラス パーツへの色差しの為はみ出しても何度でも 修正が効く反面、どういうわけかサッシだけ異様に モールドが浅く、ただでさえ色差しが苦手な私は 四苦八苦する結果となりました。あまり出っ張り すぎていると雰囲気を損ねるという事なのでしょ うが、もう少しだけ・・・(´∀`;) 逆にHゴムは適度な出っ張り具合で、余程の事が ない限り限りはみ出す事はなさそうです。 それにしても賑やかな側面の電車ですね。 近頃の新型車を見慣れていると尚更ですが、 手持ちの東急8500あたりと見比べてみても やっぱりステンレス車黎明期(ってほどでも ないか?)っていう香りが漂います。恐らく 鋼製車全盛の時代には愛想のない電車に 見えたのでしょうが、あまりにもサッパリした 外観の電車が多い今から見ると、この5000 に限らず初期のステンレス車は鋼製車とは 異なる、独特の味わいが感じられますね。 ・・・なんてわかったような口を聞いてみる(´,_>`) |
![]() | ちなみに同じくコルゲートを持つ東急8500と 並べるとご覧の通り。車体そのものの雰囲気 の違いもさることながら、使った銀色だけで だいぶ印象が違うのがお分かりかと思います。 コルゲートは独特の反射がある分、そんなに ギラギラした銀色を使わなくても雰囲気を 損ねないようですが、しかしこうして見比べると 普通の銀がアルミカーに見えなくもないのに 対し、スーパーステンレスは・・・ どう見てもステンレスです。 |
![]() | ついでに顔の比較も。九段下的な並び(・∀・) 地味にヘッドライトは両者とも同じパーツを 使ってあります。銀河N-017、驚きの汎用性です。 |
![]() | 8月24日 最近、完成間近になると製作記の更新を ほったらかして作業に没頭してしまう事が 多く、製作記の最後が非常にお粗末なもの になりがちで申し訳ないのですが、不覚にも また同じ展開となってしまいました(´Д`;) まぁ、・・・今回もそんな感じで一応の完成を 見たという事ですね。 前回の更新後に行った作業としては、屋根 周り・床下の仕上げが主なもので、屋根と 床下は全体を明るいグレーに塗り、ベンチ レーターは逆にグッと暗くしたグレーを塗って あります。このベンチレーターはGMの東急 7000の付録品である八角形のものですが、 この作業直前になって入手した資料写真を 見る限り「八角形」というよりは「長円」と言え そうな角のない、丸みを帯びたものでした。 今回は試しに加工してみたところ、思いの ほか均一に仕上げるのが難しくて断念した のですが、ちゃんとした形にすればより 独特な空気の漂う車両になる事と思います。 |
![]() | 最後に先頭車の完成した図を一枚。 この写真で履いている台車はFS356と539を 合成したもの(以前ここでご紹介したもの) ですが、この台車は完成直前になって急遽 不採用が決まり、完成時の台車は全車キット 指定のFS539(つまり、晩年用)となりました。 理由としてはいざ両数分を揃えるべく改造を 始めたら、思いのほか仕上がりが揃わず、 7両分が出揃ったとしても仕上がりがバラ バラすぎて却って見た目を損ねる・・・という ものですが、形としては当初予定していた 改造台車のほうが似合っているのは言う までもないところで、残念でしたね・・・。 まぁ、そんなこんなで10ヶ月に及ぶ長旅の末、 ようやく全車完成となりました。なかなか進ま ない製作記にお付き合いいただきまして、 ありがとうございました。 |